ENEOSの事業と配当金

投資
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為替相場等のリスクがあります

①ENEOSホールディングスの事業
 2010年に新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合し、持ち株会社「JXホールディングス」として誕生しました。主としてエネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業であり、石油元売りは国内首位で、シェアは5割です。石油製品は、自動車の低燃費化を主要因とする構造的な石油製品需要の減少や、輸出市況の下落により販売数量は減少しており、石油化学製品は、新型コロナウイルス感染症の影響緩和により、パラキシレン、ベンゼンともに市況が良化しています。

②配当金の推移
 株主還元は、3か年平均で在庫影響を除き、当期利益の50%以上を「配当と自社株買い」で還元し、22円を下限とする方針です。

各3月期末配当金(円)利回り(%)
2024年22
2023年224.73
2022年224.80
2021年224.39
2020年225.94
2019年214.15

③管理人の保有状況
 管理人は、株価が下がった2021年1月に366円で4,000株購入しました。現在は、650円前後で推移しており、購入時期としては適切だったと思っていますが、株価は管理人の予想ほど上昇していません。配当金は2020年以降22円で変わっておらず、管理人の配当利回りは、購入後から6%で固定されています。

④リスク
 国内のエネルギー需要の影響により、石油製品は変動するリスクがあります。特に原油は、ドバイ、銅精鉱は南アメリカ、東南アジア及びオーストラリアでの限られた供給源に依存している事から、経済情勢の悪化などに伴うカントリーリスクの影響を受ける可能性が高いです。また、外国為替相場の変動は、資産、負債、収支の円貨換算額に大きな影響を及ぼす事から、十分な注意が必要な銘柄です。