日本株でダウの負け犬?

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日本株に「ダウの犬」投資法は難しい

「ダウの犬」投資法と言う言葉を聞いた事がありますが、どのようなものですか?そもそも「ニューヨーク・ダウ」と言う言葉は、アメリカの株価指数と言うのは分かるんですけど、正確にはどういうものですか?

まず、「NYダウ」とは、「ダウ・ジョーンズ工業株平均株価」「ダウ工業株30種平均」の事を言う。アメリカの経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」を発行するダウ・ジョーンズ社が一日1回算出するアメリカを代表する株価指数で、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場しているアメリカの有名な企業から30銘柄を選定している。名前に「工業」がついてるけど、工業株だけでなく、公共事業と輸送事業以外は組み入れている。

なぜ、公益事業と輸送事業は入らないんですか?また、日本や他国の優良企業は入らないんですか?

公共事業と輸送事業については、それぞれ「公共株価平均」と「輸送株価平均」という別の指標があるからなんだ。NYダウの銘柄は、アメリカで創立し、アメリカに本社があるという事が要件なんだ。

では、「ダウの犬」投資法について教えてください。そもそも、なんで「犬」なんですか?

「ダウの犬」投資法は、①NYダウ銘柄で、年末時点の高配当利回りの上位10銘柄を選定。②年初に10銘柄に均等投資して1年間保有。③10銘柄の配当金は、その銘柄に再投資。④年末に再度、10銘柄を選定して入れ替える。というものです。ダウの犬は、英語で「Dogs of the Dow」と言います。Dogはアメリカでは、「負け犬」とか「売れ行きの悪い商品」などの意味があり、配当利回りが高いと言う事は、株価が下がって人気がない銘柄であるというところから来ています。

「ダウの犬」投資法は、日本で日経平均を使って出来ないんですか?

日経平均ではないけど、「Topix Core30」を対象として、同じように投資している人はいますし、推奨している人もいるようです。NYダウは、仮に株価が低く人気がないと言っても、アメリカを代表する超優良銘柄であり、日本株銘柄とは比較になりません。Topixこそ株価が上昇せず、本当の「負け犬」となる可能性が高く、やめておいた方が良いと思います。「ダウの犬」投資法と同じようなことを日本株でやりたいのなら、あまりお勧めしませんが、日経225ETFのような上場投資信託の方が、まだ良いかと思います。