NISA貧乏はこうして発生する

若い人が新NISAを始めたものの、「思ったほど利益が出ず、生活が苦しい」と感じる人が多いと言われています。ドラゴンさんはどう思っていますか?

以前「NISA貧乏」で書きましたが、「投資は余剰資金で行う事が大原則」です。ところが、新NISAの積立投資を、毎月の給料が振り込まれた時点で一定額を投資に回す若い人が多いのです。
しかも、インデックス積立投資をする人が多い事から、短期では目に見える成果が感じられないのです。

まさに「NISA貧乏」と言う事ですね。では、新NISAで積立投資をしている初心者が、注意すべき事は何ですか?

毎月の積立額が家計を圧迫しているのなら、ためらわずに積立額を見直しする事です。
投資は、あくまで余剰金で行うものであり、食費や光熱費を切り詰めるなど、日々の生活に無理が生じている状態で積立を続けるのは健全ではありません。
また、自己投資など、将来のキャリア形成のために必要な資金を削ったり、家族や友人との旅行など、貴重な体験を積立投資で失う事は、全くナンセンスです。

投資に充てるお金は、人にもよると思いますが、どれ位が適切なんですか?

普通のFPであれば、「毎月の収入の10%を目安」と言うでしょうが、管理人は「若いうちは投資の事は考えず、まずは家族や自分のためにお金を使い、余剰金が出来れば投資する」程度で良いと思っています。
以前「資産額の目標に縛られない」で書きましたが、資産形成で大切な事は、「いつまでに」と言う期限を設けず、「出来る範囲で早めに」程度の感覚で良いと思います。無理をして貯めようとすると、おそらく続きません。

また若い人や初心者に、「毎月分配型」を保有している人が多いと聞いています。毎月分配型は、定期的な収入が得られますが、元本を取り崩して分配する可能性があります。
毎月分配型は、資産を取り崩しても良いと考えるシニアには良いのですが、これから資産形成をする若い人には向いていません。
定期的な収入を期待するのであれば、積立投資より、個別株投資で配当金を得る方が良いと思いますので、少し投資の勉強をしてから、新NISAを始めた方が良いかと思います。

