円高で実力が見えてくる

配当金生活
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増えた資産は円安のおかげ

 日米が円買いの協調介入を行い、金融界がざわついています。それほど大きな影響があるのですか?

 大きな意味があります。これまで、日本が一方的にドルを売って為替介入をしてきましたが、限定的な効果しかありませんでした。理由は、日本が保有しているドルには限りがあり、一時的な数兆円規模の介入では、世界の為替相場に大きな影響が及ばないからです。
 ところが、相手国のアメリカが円買いの介入を行ったとなると、最低でも1~2か月は、強力な抑止力になると言われていますし、今後も協調介入の可能性があるかも知れません。

 影響力は数ヶ月と言う所ですか。では、そのうちに円安に戻ると言う事ですか?

 もともと、為替介入は時間稼ぎの対処療法でしかありません。ですから中長期的には、再び円安に向かうと思います。

今回の協調介入で、投資家への影響はありますか?

 これまで日本株をけん引してきた「円安メリット」が逆風になる事から、買われる銘柄が変わってくるかも知れません。
 また、オルカン信仰で、資産が順調に増えていた人は、アメリカの株価に変動が無くても、円高の分だけ評価額は減少します。

 当面、円高が続くとなると、個人投資家はどのような点に注すれば良いのですか?

 長期投資家の人は、円高であっても継続する事をお薦めしますが、今後の投資資金が不安な人は、利益が出ている輸出株やアメリカの個別株の一部を利確するのも仕方ないかと思います。
 投資資金に余裕がある人は、今後、市場の価格変動が荒くなると思いますので、一気に資金の投入はせず、投資余力手元に残しつつ、押し目買いのタイミングで購入するのが良いかと思います。