ナフサショックと株価

配当金生活
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リーマンショックとの違い

 ナフサ不足で、中小企業の経営が苦しくなると言ってました。当然株価にも影響はありますよね。

 大いにあると思っています。政府は今の所、
 ○供給量は十分に確保されている。
 ○混乱の原因は、流通の目詰まりである。
として、。日本全体としては、ナフサが底をついているわけではなく、直ちに市民生活が破綻するレベルではないという見方です。
 そのための対応策として、
 ○中東以外の代替調達ルートの確保
 ○元売り・商社に対する売り控えの要請
を行い、「パニックにならなければ乗り切れる」と強調しています。

 しかし、企業はお菓子のパッケージを白黒にしたり、建築資材の調達難により、大手住宅設備メーカーが一部受注停止に追い込まれていますよね。
 となれば、例え供給量が確保されているとは言え、株価に影響が出るのでは無いですか? ネットでは、リーマン級の大暴落の可能性があると言う人もいます。

 確かに、日経平均株価は大きく変動しています。これは、ホルムズ海峡の封鎖によって、3ヶ月でナフサ価格が約2倍に急騰したため、海外投資家が「日本経済は大丈夫か?」と警戒し、為替相場も円安になって株価が下落するのです。

 ただし、ナフサショックとリーマンショックは違います。
リーマンを一言で言えば「金融危機」であり、数年にわたり、全業種が世界同時に連鎖暴落しましたが、ナフサは「原材料供給危機」であり、一部企業は過剰反応しているものの、企業の耐性は比較的高いと言われています。
 つまり、リーマンは「世界中のお金が一瞬で消える」危機だったのに対し、ナフサは「ナフサの価格が急騰し、モノが作れなくなる」という特定の産業の危機なのです。

しかし実際に、株価が暴落している企業もありますよね。

 確かに、シンナー・塗料不足により小規模な塗装工事業などの倒産件数が増加しており、それをマスコミが大袈裟に、しかも繰り返し取り上げ、結果的に国民の不安を煽っているからです。

それでは、個人投資家が気をつけることは何ですか?

 ナフサの価格が上昇しているのは事実です。個人投資家としては、保有企業の株価が下がった時に、企業の業績を見る事が大事だと思っており、
 ○保有企業に「値上げの力」があるか
 ○株価が下がっても、ナンピン買いは控える
 ○情報は、企業の公式発表を見る
と言う事でしょう。
 原材料(ナフサ)価格が上昇すれば、製品価格に転嫁し、値上げをする事は当然の事です、値上げをすれば、マスコミが大きく取り上げますが、それでも企業の収益性を維持するために必要な事です。
 株価が下がれば、ナンピン買いを考えますが、株式市場は今後どうなるか予測できませんので、手元資金を減らさない事が大切だと思っています。
 また、株価が乱高下している時は、様々な情報がネットや雑誌で飛び交いますが、それらに惑わされる事無く、情報は公式発表で判断する事が大切です。