下落相場の時、株を買えますか?

配当金生活
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理想と現実は違う

4月に入り、日経平均株価が急落していますが、理由は中東の情勢ですか?

日経平均株価は2024年2月以来の安値となっています。理由は中東情勢だけでは無く、アメリカの利下げが後退した事や半導体関連企業の見通しの悪さ、止まらない円安など、複数の要因があると言われています。

それでは、株価が下落している今が買い時なんですね。

そうですね。株は安く買い、高く売るのが理想ですから、「株価が下落している時に買う」のが良い事に間違いは無いと思います。よく、「リーマンショックの時に買っておけば良かった」とか「○○の株は、あの時買っておけば今は○倍になっていた」と言う記事をよく目にします。確かに間違いではないですが、管理人が言いたいのは、「では、その時あなたは買えましたか?」と言う事です。株式投資において、理想と現実は少し違うと思います。

株価が下落している時は買いにくいんですか?

リーマンショックを経験している投資家なら、よく分かると思いますが、相場が下落している時、この下落がいつまで続くかは誰も分かりません。そもそも、株価が下落していると言う事は、大口の投資家が売却している最中です。そんな時、資金量の小さい個人投資家がいくら立ち向かっても、その下落の波を簡単に変える事はできません。

それでも、株価は回復すると見込んで買う投資家もいるんですよね。

その通りで、株価下落を狙い、できるだけ安く仕込もうと考えている個人投資家も少なくありません。しかし、個人投資家にとっては、これが難しいのです。購入したいけど資金がない。信用取引をするにはリスクが高い。株価が戻らない場合に、多額の含み損を抱えたく無いのです。

「株価は下落時に買う」と言うのは、結構難しいんですね。では、資金があれば「買い」ですか?ドラゴンさんは買ったんですか?

 いくら資金があり、株価が上昇しそうな時でも、全ての銘柄が同じように動くわけではありません。大きく上昇するものもありますし、ほとんど上昇しない、もしくは下落が止まらないという銘柄もあります。 
 また、個人投資家が避けるべきなのは「大きな損失」です。下がっている途中に買ったとしても、その後株価が更に下がった時、どのような措置をとるのか、あらかじめルールを決めておくことが重要です。
 投資家の醍醐味は、良い銘柄をできるだけ安く買う事ですが、株価下落相場の時は、管理人の経験から、慎重に取引をする方が良いと思います。
 ちなみに管理人は、株価下落時は、いくら評価額が下がって含み損となっても、配当金に大きく影響が無ければ、売却はしません。しかし購入は、資金に余裕があれば購入します。4月の購入銘柄等については、別途紹介します。