70歳で1億円、好きに使って下さい

配当金生活
スポンサーリンク

あなたの資産、インフレでも大丈夫ですか?

 以前「老後資金は65歳で1億円を目指す」に対し、「インフレが長期続いても大丈夫ですか?」と言う質問がありました。
 今回は、ある程度の金融資産を保有し、長期のインフレが心配な投資家向けの事を書いてみます。

 まず、老後資金を確保するための基本は、「支出削減」「収入確保」「資産運用」ですが、70歳で金融資産が1億円あれば、年金と保有株の運用だけでOKです。配当金があれば、なお言う事なしです。「収入の確保」は考える必要はありません。
 個人投資家にとっての理想は、「潤いがある、豊かな生活」を維持しつつ、資産寿命を100歳+@まで持たせる事だと思います。 ですから、70歳で1億円以上ある人は、今後、資産の増加を考える必要は無く、「支出削減」も考える必要はありません。

 心配なのは、インフレが続く事ですね。物価上昇により、資産を目減りさせないためには、どのような事に注意すれば良いのですか?

 夫婦の年金収入を280万円、生活費を480万円(月40万円)とした場合、毎年の収支は、単純に200万円の赤字(480万円-280万円)になります。
 これにインフレ率を3%、金融資産の利回りを3%とした場合の、30年後(100歳)の金融資産を考えてみます。

 インフレ率3%が継続した場合、年間480万円(月40万円)の生活水準を維持するには、実際の取り崩し額は毎年3%ずつ増額します。(1年目200万円、2年目206万円・・・)。 この計算では、100歳時点の保有資産は、約9,700万円になります。 ですが注意が必要です。これは通帳上の額なのです。

 インフレ率と運用利回りが同じの場合、お金の「価値」そのものは目減りも増加もしません。そのため、30年後のモノの価値を、現在の価値に換算する計算は単純で、
 現在の1億円-(現在の価値の200万円×30年)=現在の価値で4,000万円
となります。
 つまり、「通帳の額面は9,700万円ですが、そのお金で買えるモノは、現在の4,000万円分と同じ」と考える事が出来ます。 これが3%のインフレが継続した場合です。

では、金融資産の利回りが2%に下がるとどうなりますか?

 利回りが2%の場合、100歳での通帳上の資産は5,549万円となり、現在の価値に換算した実質の金額は2,286万円になります。

 70歳で1億円あっても、3%のインフレが30年間続くと、現在の価値に換算すれば、不安になりますね。

 しかし考えてみて下さい。70歳で1億円あり、仮に3%のインフレが30年間続いたとしても、現在の価値で2,286万円のモノは購入できるのです。
 ですから、夫婦で多少の贅沢をしても、資金枯渇の心配は無いのです。
 まして、配当金収入がある個人投資家は、もっと潤いのある生活を楽しむ事が出来るのです。