3メガ損保の一角
①SOMPOホールディングスの事業
2010年に損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が経営統合して発足した共同持株会社NKSJホールディングスが、「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」へと名称変更し、2016年に「SOMPOホールディングス」に社名変更されました。
損害保険ジャパンなどの保険会社を傘下に持つ持株会社で、国内損保事業を主力とするほか、海外保険事業、国内生保事業を展開し、他にも介護・シニア事業やデジタル事業、ヘルスケア事業なども手掛けています。
②配当金の推移
各年度通期 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 100 | 3.13 | 23.8 |
2022年 | 87 | 4.95 | 994.7 |
2021年 | 70 | 3.90 | 32.6 |
2020年 | 57 | 4.01 | 42.8 |
2019年 | 50 | 4.49 | 44.9 |
2018年 | 43 | 3.17 | 33.1 |
2017年 | 37 | 2.57 | 30.4 |
2024年度の予想は112円
③管理人の保有状況
SOMPOホールディングスは、2024年3月末に1:3の割合で株式分割を行いました。管理人は、分割前の2023年8月に6,129円で100株購入しており、分割後は2,043円の300株の保有となりました。現在は、4,600円台で推移している事から、購入時期としては良かったと思っています。
④業績
大規模災害などが発生した場合に、保険金の支払いが大幅に増加する可能性があり、一時的に収益が悪化することが考えられますが、25年3月期の連結業績は、経常増益を見込んでいます。
損保ジャパンによる顧客情報などの漏洩問題で、金融庁から報告徴求命令などが出され、一時は株価下落の心配をしていましたが、思ったほど影響はありませんでした。
また、国内外とも、自然災害のダメージが少なく、国内雪害やロサンゼルス山火事の影響も限定的な事から、利益には上振れ余地が出ており、追加株主還元への期待も高く、当面の見通しは明るい模様です。