「じじ・ばば」に注意

「こどもNISA」が来年から始まるそうで、口座開設手続きが10月から始まったそうですが、「ジュニアNISA」との違いは何ですか?

最近、こどもNISAについての質問が同期生からありました。どうも孫のために資金を出してやりたいみたいです。
ジュニアNISAは、すでに2023年で新規口座開設が終了していますが、こどもNISAは、2027年1月から0~17歳を対象として創設されます。

ジュニアNISAとの大きな違いは、こどもNISAは、非課税保有期間が無制限になる事です。ジュニアNISAの非課税保有期間は5年で、18歳になると課税口座への払い出しとなりました。
こどもNISAは、17歳までの制度ですが、17歳までに投資した資金や利益は、18歳になると子ども名義のNISA口座に自動的に移行されます。
ですから、18歳以上が対象になっているNISAは恒久的に使用できるので、こどもNISAは、実質無制限と言えるのです。

投資枠はどうなのですか?

年間投資枠は、ジュニアNISAが80万円で、非課税限度枠は400万円でしたが、こどもNISAは60万円で、非課税保有限度額は600万円になります。

運用した資金は、教育費に活用できますね。

そうですね。教育費への備えとする家庭も多いと思いますが、18歳からは子ども名義のNISAに資金が移行することを踏まえると、子どもが将来使える資産を、あらかじめ備えるために活用する家庭も多いと思います。

年間60万円だと、贈与税がかからないので、孫のために資金提供するシニアが増えるのでしょうね。

0歳から18年間積み立て、600万円の枠一杯で運用すれば、18歳になった時点で資産が大きく増えていると思います。それをそのままNISAに移行する事を想像すると、こどもNISAをする・しないで、18歳になった時に大きな差が出てくると思います。

運用するに当たり、何か注意点はありますか?

多くの人が陥りやすいのが、「銀行でNISA口座を作る」事です。以前にも書きましたが、銀行は、扱う商品が限定されており、何より「銀行に手数料が多く入る商品を勧められる」と言う事です。
そして最も注意が必要なのが、こどもNISAは、一度口座を作ると18歳まで金融機関の変更が一切できないのです。

メガバンクは、当然のように勧誘体制に入っていますし、地方銀行も動き出しており、先日、地元銀行から「地酒2本セット」がパンフレットと一緒に送られてきました。
理由は分かりませんが、おそらく「こどもNISAよろしく」か、「定期預金解約しないでね」と言う事でしょう。
将来の事を考えると、「こどもNISA」は、ネット証券で口座を作るのが良いと思います。しかし、あまりネットの知識が無く、株取引をした経験の無いじじ・ばばが、銀行の窓口で勧められ、口座を作るパターンが多いような気がしています。

