シニア、恐るべし

配当金生活
スポンサーリンク

団塊世代は令和を余裕で生きる

①老後2,000万円は軽くクリア?
 総務省統計局の「家計調査年報(2022年)」によると、世帯主が70歳以上のシニア世代での貯蓄額は、平均が2,411万円、世帯主が働いている場合は2,899万円でした。貯蓄の約65%が銀行等への預貯金ですが、株式・債券・投資信託も約17%保有しています。
 中には、貯蓄額が4,000万円超の世帯も約18%あり、「老後2,000万円問題」については、団塊世代は軽くクリアしているようです。

②悠々自適な生活
 家計調査年報(2022年)によると、世帯主が65歳以上の勤労者世帯の実収入は、月額約45万5千円、実支出は約35万3千円です。また、内閣府の「高齢社会白書(2023年)」によると、経済的な暮らし向きにつき、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と感じている人の割合は、65~74歳が11.6%、75歳以上が12.5%であり、シニア世代の8人に1人が、「悠々自適な生活」を送っています。
 更に、「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」という人になると、何と全体の68.5%になっています。

③夫婦二人でいくらあれば安心か
 生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」では、夫婦2人でゆとりある老後生活を過ごすために必要と考える生活費は、月平均で37万9,000円です。これには、旅行やレジャー、趣味などに使う費用を上乗せしていますが、管理人は、自身の経験として妥当な金額だと思います。
 悠々自適の生活の意義は、家庭によって違ってきますが、夫婦2人で余裕をもって暮らすためには、月に40万円程度が必要かなと思いますし、現在の物価高騰を考慮すると、年々増加すると考えられます。

④年金と配当金で生活できますか?
 厚生年金の受給額については、現役時の保険料の納付月数と収入によって決まるため、個人で差はありますが、夫婦世帯の標準的な受給額は約22万円です。配当金については、投資家によって全然違いますが、税込で年間300万円(税引240万円)あれば、月額で20万円になりますので、現在であれば十分やっていけると思います。
 管理人の場合、現在のところ公的年金等と配当金、その他の収入を合わせると、有難いことに現役時代を上回る収入があります。また、リフォーム等の大きな支出予定も無い事から、「悠々自適な生活」が送れる事になりますが、以前にも書きましたが(投資家の小遣い)、管理人個人が自由に出来るお金は、現在のところ配当金だけですので、家族はさておき、個人としては、あまり贅沢は出来ていません。
 ですから、あと10年位は楽しみながら投資で小遣いを稼いで「恐るべきシニア投資家」になり、誰からも文句を言われない、「悠遊自適」の生活を送りたいと思っています。