投資は、余裕資金が100万貯まってから
新NISAは、若い職員にも人気がありますが、何か注意すべき事はありますか？
以前、同僚の若い警察官が失敗した事例を紹介します。旧NISAが始まり、職場で少し話題になった時、管理人は周囲の同僚にNISAを勧めた事がありました。当時、管理人が保有する日本株が評価額で2,000万円を超え、含み益も数百万出ており、生活にゆとりがあった事から、若い同僚はNISAに興味を持ち、株式投資を始めました。
ドラゴンさんの影響で始めたんですね。けど、失敗したんですか？
そうなんです。失敗した職員からは、順調だと聞いていました。投資で失敗したと言う話は、退職前に人から聞き、ビックリしました。その職員の実家は、広い土地を所有しており、生活にもゆとりがあるように思っていました。ところが欲が出て、給料やボーナスを株に使うようになり、借金が職場にバレたと言う事です。
それって、ドラゴンさんにも責任があるじゃないですか。
確かに。しかしNISAは勧めたけど、株投資にそこまでのめり込むとは、予想していませんでした。幸い、その職員の借金もたいした額では無く、すぐに完済したとの事だったので良かったけど、改めて投資には、向き不向きがあると思いました。現在、新NISAについてネットでは、「早く初め、早く枠を埋める事が資産形成の秘訣」みたいな記事を見るけど、少し無責任だと思います。人は、それぞれの家庭環境によって投資の金額や方法が違うし、性格的に向き不向きもあります。くれぐれも生活資金を切り詰めて、急いで新NISAを始める事が無いよう注意してください。
新NISAを始めるための資金は、どうすれば良いのですか？
投資は、余裕資金で行うのが原則だと思っています。管理人は「貯金ゼロから資産１億円」で書いたけど、いわゆるへそくりが100万円を超えた頃に投資を始めました。評価額が1,000万円になるまで長く感じたけど、順調にいけば、１億円は20年もかからないと思います。また、１億円を目標にする必要も無いと思います。独身の人も家族持ちの人も、無理をする事無く、ゆっくりでいいのでコツコツと投資資金を貯めてから、資産形成を考えてください。
