配当金生活者の泣き所

配当金生活
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生活は出来るが、投資資金に限界がある

①配当金生活者の実態
 配当金生活者は、文字通り「配当金」により生活をしています。管理人の場合は、「配当金生活者は年金受給で無敵となる」でも書きましたが、公的年金+私的年金により、ゆとりある生活が送れているのは間違いありません。しかし、新規投資に関しては、資金的に厳しいものがあるのも事実です。

②投資口座からの出金が増加する
 年金をフルに受給しても、現役で仕事をしていた頃と比較すれば年収の減少はやむを得ません。現役の頃も、投資資金は自分の投資口座でやりくりしており、そのシステムは変わっていませんが、年金生活となると、家族との共有資産である口座の紐が固くなり、管理人の個人的な買い物等は、自分の投資口座から出金する事が多くなるのです。

③配当金は毎月貰えない
 配当金生活者でも、管理人のように日本株をメインにしている投資家の泣き所は、「投資家にもボーナスはある」で書いていますが、配当金収入が6月と12月に集中する事です。日本証券業協会の調査では、海外の証券取引所に上場されている株式の所有は、20~30代の投資家は約25%いますが、65歳以上の投資家は10%もおらず、全年齢では15%弱となっています。つまり大半の株式投資家は、配当金を毎月貰えていない状況にあります。

④配当金で計画的な投資は難しい
 配当金生活者は、年間200万円以上の配当金はあると思いますが、これを年間計画を立てて投資に回す事は難しいです。管理人の場合、1銘柄に70万~150万円の投資が多い事から、年間300万円の配当金であれば、3~4銘柄の新規投資という事になります。ですから、現在保有している銘柄を売却しながら、投資金を確保する事になります。これが、現役で働いていた頃は、生活資金にかなり余裕があった事から、保有銘柄はほとんど売却する事はありませんでした。管理人の個人的な買い物や旅行費用、病院代、交際費まで生活資金の共有口座から出ていたものが、財布の紐が固くなった事により、投資資金が潤沢とは言えなくなったのです。おそらく、多くの配当金生活者は、このような実態ではないかと思われます。頑張れ!配当金生活者。