厚生年金の受給額

配当金生活
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公務員といえど、年金だけでは厳しいかも

①厚生年金の受給額と割合
 厚生年金の月額(基礎年金含む)受給額と割合は下記のとおりです。

月額(万円)人数(人)割合(%)
5未満329,5812.06
5~103,304,47820.66
10~154,986,06831.17
15~205,013,73631.34
20~252,131,68413.33
25~30218,6641.37
30以上12,4900.08
令和4年度 厚生労働省

 平均月額は 143,973円(男性 163,875円、女性 104,878円)です。
 厚生年金を25万円(年間300万円)以上受け取っているのは、わずか1.45%であり、年金だけで老後の生活費を賄える人は、ごくわずかであると言えます。
 なお、国民年金の平均月額は 56,316円(男性 58,798円、女性 54,426円)です。

②老後に必要な生活費
 生命保険文化センターの調査(令和4年)によれば、夫婦2人が老後生活で必要とする最低生活費は、平均で月額23万2000円となっており、老後の生活費は、月20万円以上の収入がないと厳しいと感じている人が多くいます。
 「ゆとりのある生活を送るためには、あとどれくらいのお金が必要か」の調査では、平均で月額148,000円となっており、年金だけでは年間約180万円不足し、30年間では5,400万円が不足する計算になります。

③公務員の年金
 公務員の年金は、よく3階建と言われます。これは、1階部分が「国民年金(基礎年金)」、2階が「厚生年金」で、3階は公務員独自の年金で「退職等年金給付」と呼ばれ、平成27年に被用者年金制度一元化を機に創設されました。
 そのため公務員は、若干民間企業より年金が多いかも知れませんが、それは、公務員が在職時に将来の年金給付に必要な原資を、あらかじめ掛金と負担金で積み立てをしているからです。

④管理人の年金額
 厚生年金は、「標準報酬月額」(ボーナスも含む平均月収)によって納める保険料が変わり、年金の支給額もそれに比例します。管理人の年金は、所得税、住民税、介護保険料の天引後、2か月で約50万円(月額25万円)あり、これに警察で積み立てた個人年金が、年額約28万円(月額23,000円)あります。しかし今後は、国民健康保険料や後期高齢者医療保険料が天引きされる事になります。
 管理人の年金はそこそこあると思いますが、管理人の年金だけでは、ゆとりある生活は少し厳しい事から、不足分はその他の収入で補っています。
 当面は、生活のために配当金を使ったり、妻の資金をあてにする必要はありませんが、今後は少し贅沢を控えようかと思っています。