1億円達成の理由(管理人の場合)
①分散投資よりセミ集中投資
株式投資は、長期・積立・分散が原則と言われており、特に「分散」については、「卵を1つのかごに盛るな」と言う格言のとおり、リスクを分散するのが大原則とされています。その事を否定するつもりはありませんが、分散投資は「資産を減らさない事」にウエイトを置いているため、ある程度資産を保有している投資家に向いていると思います。では、株投資の初心者に分散投資を勧めますか?リスクの低減を重視するなら、個別株投資より、インデックス投資信託を勧めます。管理人はこれまで、仮に投資資金が200万円あれば、1銘柄又は2銘柄への「セミ集中投資」を行ってきました。メインとなるA銘柄に180万円(9割)、B銘柄に20万円(1割)といった具合です。投資を始めた頃は、先輩に勧められるまま分散投資を心がけてきましたが、次第に「これは違う」と思うようになり、自分が良いと思う企業をメインに投資する事にしました。
②株価3倍以上の銘柄を複数持つ
テンバガー(10倍)とまでは言わなくても、プライム市場の保有株で、3倍以上になった銘柄を複数持つ事が大事です。グロースやスタンダード市場の銘柄は、短期間で株価が上昇する事がありますが、短期間で下落する事もあります。プライム銘柄の株価が3倍以上になるには、年数はかかりますが、株価は安定します。管理人は、現在4倍以上が3銘柄、3倍以上が4銘柄、2倍以上は5銘柄あります。これまで損切りした銘柄もありますが、基本的には「長期保有」を原則としており、長期保有こそが、プライム市場の保有株価が2倍以上になる秘訣であり、1億円達成の王道だと思っています。ちなみに、含み益は5千万以上になっています。
③減配を恐れない
投資家にとって減配は痛いです。特に配当金生活者にとっては死活問題です。ですから減配が公表されればマイナス要因となり、株価は下がります。日本はこれまで「安定配当」を良しとし、営業成績が悪くなっても無理をして減配を避けてきました。しかし、物言う株主が増加し、利益を配当金に回す額が増えた事で、業績が悪化した時には、配当金を減額するケースも増えています。管理人は当然の事だと思っています。「1株当たりの利益」以上の配当金を出す「タコ配」銘柄より、はるかに健全だと思います。ところが、相変わらずネットや雑誌では、「減配しない銘柄」とか「増配中の銘柄」と言った、「減配しない銘柄がお勧め」の記事が多いのが気になっています。
④直感も大事
管理人が株投資を始めた頃は、自分がよく知っている企業で、何の根拠も無く「ここは伸びる」と思った銘柄を直感で購入していました。しかし最近では、有価証券報告書で従業員状況欄の「平均年間給与」までチェックしています。四季報や証券会社のデータは、とても役に立ちますし、失敗も少ないと思いますが、自分に対する購入理由の言い訳のような感じもしています。確かに企業の各種データは大事ですが、直感で購入した株が2倍・3倍になった時の方が、喜びが大きいのも事実です。日経平均株価が史上最高値を更新した今は、買い時では無いかも知れませんが、直感で何を買っても値上がりしそうな感じがします。