「銭」ではなく、「お金」を使う

ドラゴンさんは、ゆとりがあり、悠々自適の生活を送っていると思います。「ゆとりがある生活」とは、どのような生活だと考えていますか?

リッチな暮らしでは無く、豊かな暮らしに心がける事だと思います。管理人は、「リッチ」と「豊かさ」には、違いがあると思っています。
経済的には、どちらも満たされた状態だと思いますが、「リッチ」は、お金や物の所有にスポットが当てられており、「豊かさ」には、それに加えて精神的な充足感や満足感が含まれていると思います。
更に言えば、「リッチ」は自分のためにお金を使い、「豊かさ」は家族や第3者のためにお金を使うのだと思います。

確かにリッチな暮らしは、高級車に乗り、海外旅行を頻繁に楽しむ生活のようなイメージがあります。

そうですね。リッチな暮らしは、高価なレストランでの食事、旅行、娯楽など、お金を使った贅沢な消費を重視する生活であり、豊かな暮らしは、趣味の時間を大切にし、友人や家族と過ごす時間を楽しむ生活だと思います。

リッチな暮らしに憧れる人は、高額な収入を得る事に意識を向けますが、贅沢なライフスタイルを維持するため、意外と貯蓄額が少ない人が多いと言われています。
豊かな暮らしで必要な事は、収入以下の生活を維持することです。それができれば、リッチに暮らす人々には決して経験できない、精神的な自由が得られます。 大切な事は、収入では無く、支出であり、更に言うと、お金の使い方ですね。

実業家の中野善壽氏の著書に「お金と銭」があります。著者は「お金」と「銭」を明確に区別しています。
管理人も、「リッチな人」が使うのが「銭」であり、「豊かな人」が使うのが「お金」だと思っています。
稼いだお金を、「自分の欲のために使う人」の周りには、「物欲にあふれた人」が集まって来ます。しかし、「人のためにお金を使える人」には、自然と良い人脈が出来て、使ったお金が回ってきます。
「このお金は誰のために使うのか」を考えて使うと、案外、お金は貯まってきます。