シニアで年収720万を目指す

配当金生活
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お金をかけても充実させたいこと

①お金をかけてでも充実させたいこと
 総合情報サービスの「日本総研」が、65歳から80歳以上のシニア(80歳までは5歳区切り、男女合計1,600人を対象)に実施した「高齢者の生きがい等に関する調査」(2024年2月)において、「今後、お金をかけてでも現在より充実させたいこと」の調査において、全体では
 「国内旅行(宿泊)」37.1%「海外旅行」11.2%
と、宿泊を伴う旅行に行きたいシニアが多い事が分かります。
 これを、収入別の統計で見ると
 「国内旅行(宿泊)」は、年収60万未満では5.9%に対し、720万以上は46.7%
 「海外旅行」になると、年収60万未満は0に対し、720万以上は21.1%となります。
 シニアになって、生活を充実させるためには、ある程度の収入が必要な事が分かります。

②不安解消にお金をかけても良いこと
 同じ調査の「不安解消のためにお金をかけても良いこと」において、全体では
 「検診や人間ドック」37.9%「高齢者施設への入居」23.6%
と、病気や介護への不安が強い事が分かります。
 これを収入別で見ると、
「検診や人間ドック」は、年収60万未満では13.6%に対し、720万以上は53.6%
「高齢者施設への入居」になると、年収60万未満では9.1%に対し、720万以上は19.0%
になります。実は、高齢者施設への入居については、年収が480万~720万が最も高く27.6%ですが、これ保有する金融資産別で見ると、金融資産5,000万以上は36.9%と高くなってきます。

③金融資産も重要ですが、年収も重要
 FIREは、保有する金融資産を目標にする人が多いです。しかし、以前「シニア、恐るべし」で書きましたが、シニアでも、月額40万円(年額480万円)程度の収入は必要です。
 この調査で、年額480万円以上のシニアの割合は約15%となっています。つまり、65歳以上のシニア100人に15人は、年額480万円以上と言う事です。
 実は、年額720万円以上も6.6%います。つまり、100人に7人弱の割合で、年額720万円以上と言う事です。
 この調査は、投資家を対象としたものではありませんが、シニア投資家には、ゆとりを持って生活を充実させ、将来の不安を解消するためにも、配当金と年金、そしてプラスアルファの収入で、月額60万円(年額720万円)以上を目指しましょう。