3メガバンクの最大手はやはり強かった
保有株の紹介であり、購入を勧めるものではありません。
①三菱UFJファイナンシャル・グループの事業
2005年に三菱東京フィナンシャル・グループとUFJグループが統合して誕生し、銀行業務、信託銀行業務、証券業務を中心に、クレジットカード・貸金業務、リース業務、資産運用業務などを行っています。グループ企業には、三菱UFJ銀行を中核として、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJニコス、アコムなどがあり、金融事業の多角化を目的とした、国内最大規模の金融複合企業を形成しています。
②配当金の推移
2023年度までに配当性向40%への引き上げを目指すとしていますが、過去の配当状況です。
各3月期末 | 配当金(円) | 利回り(%) |
2024年 | (予想)41 | |
2023年 | 32 | 3.77 |
2022年 | 28 | 3.68 |
2021年 | 25 | 4.23 |
2020年 | 25 | 6.20 |
2019年 | 22 | 4.00 |
2018年 | 19 | 2.73 |
2017年 | 18 | 2.57 |
2016年 | 18 | 3.45 |
2015年 | 18 | 2.42 |
③管理人の保有状況
管理人は、2020年に配当金と利回りが上昇傾向にあった事から、株価が低くなった409円の時点で2,000株購入しました。現在は1,250円前後の高値で推移している事から、購入時期としては適切だったと思っています。2024年の配当金が予想通り41円であれば、管理人の配当利回りは丁度10.0%となり、保有する日本株の中では優秀な銘柄となります。
④外国債券のリスク
三菱UFJ等のメガバンクに限った事ではありませんが、上場している地方銀行の多くは、アメリカ国債などの外国債券を保有しています。しかし、世界的な金利上昇により外国債券の含み損が膨らんでおり、2023年9月末時点で、三菱UFJの外国債の含み損は1兆7,065万円となっています。またアメリカの金融政策により、今後円高が進めば、海外での利益が円換算で目減りし、業績を下押しすることが懸念されています。特に地方銀行は顕著になっており、上場している89銀行のうち、30銀行が増益となったものの、48銀行が減益、9銀行が横ばい、2銀行が赤字となっています。メガバンクに限らず今後の銀行株は、欧米や中国の経済悪化やインフレなど、海外市場の失速に伴うリスクを考えておく必要があると言えます。(銀行株はおすすめ?)