株は評価額が1億を超えてからが面白い
①評価額が1億を超えると変わること
株の評価額が1億円を超える投資家は、保有株の配当利回りが3%から4%程度と思いますが、仮に3.5%であれば、非課税のNISA分を含め、年間の配当金は、税引後で280万円程度となり、配当金だけで生活が出来るようになります。配当金で生活できるようになれば、投資生活に「余裕」ができ、投資で神経質になる事が無くなります。また、1億円を超えると、毎日の日経平均株価や、それに伴い上下する保有株の評価額が、余り気にならなくなります。また、仮に評価額が1億円を下回ったとしても、気にしなくなります。
②株式投資の面白さは競輪に似ている
投資の魅力は、自分が考えて選定した企業の業績が向上して株価が上昇し、配当金という形でリターンが得られる事です。個人投資家でギャンブルする人はいないと思いますが、管理人は若い頃、競輪の奥深さに魅了された事があります。競輪の面白さは、配当金(払戻金)を貰う事ではありません。「このレースは、誰がどのようなライン(隊列)を作り、そのラインを誰が引っ張り、どのようなラインに変化して、最後は誰が抜け出すのか」を予想します。その予想と結果の過程に魅力があるのです。実は、株式投資も似た所があり、配当金を貰うことだけが魅力ではありません。投資生活に余裕が出来ると、東証プライムとスタンダード市場の約3,200社の中から、四季報や投資雑誌を参考に、良いと思う企業の情報を自分なりに調べて投資します。自分の予想通りに業績が伸び、株価や配当金に反映される事が、株式投資の魅力です。
③株式投資を仕事とするか趣味とするか
投資生活にゆとりが出来ると、株式投資が趣味として楽しめるようになります。株式投資の基本は、「長期・分散」とリスクコントロールに重点を置きますが、趣味として楽しめるようになると、短期・中期・長期、時には集中投資と何でもありになります。管理人は現在、余裕資金の400万円位を短期で売買しており、毎月の権利最終日に向け、ワクワク感を味わっています。もちろん、趣味にかかった費用ですから、400万円全てを失っても後悔しませんが、逆に好成績を上げており、資産は増加しています。おそらく、長期分散の積立投資をしている人には分からないと思いますが、これが個別株投資の魅力です。