早期退職の二極化

配当金生活
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年金を貰えば分かってきます

12月になると、ドラゴンさんは忘年会で忙しいのでしょうね。

 忘年会は、警察関係が多いのですが、他に出向先関係、地元の同級生、投資家関係など、割と多くあり、11月中旬以降の金曜・土曜日は、だいたい予定が入り、年末に出来なければ、年始会として実施します。

 ドラゴンさんの同僚で、早期退職した人は多かったですか?

 警察の同期生や、先輩・後輩の中には、定年退職を待たずに早期退職した人は多くいます。「自分のやりたい事をやる」と夫婦で飲食店を始めたり、「農業をやる」と言って、親から譲り受けた土地を耕し、一から農家デビューした者もいますし、趣味と実益を兼ねて遊漁船を購入し、船長として生計を立てている者もいます。
 これらの人は、自分のやりたい事をする為に早期退職し、年金と自営の収入で充実した生活を過ごしており、早期退職して成功した人達です。

 FIREで退職した人はいますか? また、それ以外で自主退職した人はどのような人ですか?

 投資で資産形成してFIREした人は、管理人の関係では聞いた事はありませんが、親の不動産業を引き継いでFIREした人はいます。多くはアパート経営で、別に警察を辞める必要はないと思うのですが、だいたい早期退職しています。
 ただ、退職直後は趣味の登山や釣り、旅行三昧でしたが、平日は周囲の友達が仕事をしており土日しか一緒に遊べず、人と社会との繋がりが希薄になって、だいたい暇つぶしのアルバイトをしています。
 残念なのは、不適正事案の当事者、上司や同僚との折り合いが悪くなって退職した人、いつまでたっても昇任や昇給せず、仕事に嫌気がさして退職した人達です。もちろん病気で辞めた人もいます。
 ただこれらの人は、「退職後は好きな事をして趣味を満喫する」などと言って退職しましたが、彼らは、まず同期会や忘年会に来る事はありません。忘年会のウワサ話で「○○の警備員で交通整理していた」とか「○○スーパーの警備員をしていた」などと話題になります。
 早期退職した事で、年金の標準報酬月額が低くなり、年金だけでは苦しいんだろうと理解できます。 早期退職した人は、年金受給者になって、明暗が分かれる事になるのです。

 ドラゴンさんの同僚で、配当金と年金で生活している人はいますか? また今でも働いている人は多いですか?

 管理人の親しい同期生で投資をしている者は少数で、ましてや年金と配当金で生活している者は管理人ぐらいです。また、管理人を含めてほとんど全員が再就職や再任用しましたが、65歳で年金受給者となり、多くが再就職先を退職しました。
 しかし話を聞くと、「車の運転が疲れるので、安全装置が充実した新車を買った」とか、「ツーリングのため大型バイクを買った」「キャンピングカーを買って北海道を1周する」「子供の新築費用を援助した」と言う者もおり、結局ほとんどが、再々就職して働いています。
 確かに70歳前になっても、自分や家族のため、趣味のためにお金は必要です。公務員の年金だけで普通の生活は出来ますが、それだけでは物足りない事が分かってくるのです。
 管理人が出席する色々な忘年会には、「生活が苦しい者」は誰も来ませんし、「ゆとりがある者」が集まります。
 自分達が「勝ち組」とは思いませんが、少なくとも、美味しいお酒と料理は、このような仲間達とお金を気にする事なく楽しみたいものです。