老後資金は使いながら運用する

投資
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取り崩しはゆるやかに

①何のために資産形成するんですか?
 株投資について質問してくる後輩に言うのは、「何のために資産形成するんですか?」と逆に質問すると、ほぼ全員が「老後の生活のため」と言います。 確かに退職金と年金だけでは不安だと思います。資産形成の大切さが分かっているだけでも良いと思います。
 ただ、50歳も後半になってくれば、「家のローン返済」や「退職後の新車購入」も現実的ではありますが、少し寂しい気がします。

②貯めた資産は使わなければ意味が無い
 人によって、退職後の資産額は違いますし、老後の生活費も違います。しかし、目的も無く「ただ貯めるだけ」では、蓄財の意味がありません。
 昭和初期生まれの人は、「子供のために資産を残す」と考える人が大半であり、管理人の両親もそういうタイプで、コツコツ貯金をしていましたし、管理人にも貯蓄を勧めていました。
 先日、親から相続した土地を売却しましたが、田舎の商業地の地価は大きく下落しており、親が昭和の時代に購入した金額の約4割でした。おかげで譲渡所得税や住民税はかかりませんでしたが、親が生きていたらビックリしただろうと思います。しかし、これが地方の現実だろうと思いました。

③老後の資金は上手に使う
 老後資金を貯めるのは、あまり難しくありませんが、使い方を誤れば老後資金は枯渇します。資産がある程度貯まっていると、減っていく事が不安になりますが、ポイントは、「配当金か年金のどちらかを使う」事で、どちらかは残して運用する事です。
 管理人の場合は、年金を使って生活し、配当金は投資に充てています。管理人は年金、配当金とも月平均で約25万円ありますが、年金は生活費の口座に振り込まれるため、年金で生活している事になります。しかし実際は、管理人も含めて家族のその他収入で日々の生活はできており、管理人の年金分は、旅行や夫婦共通の趣味、外食費に使われていると思っています。そのため、管理人方の貯蓄額はいまだに増加しています。

④75歳から使い切る
 2023年の平均寿命は、男性81歳、女性87歳ですから、管理人は75歳から1億円の金融資産を使い切ると家族に宣言し、徐々に株を売却して現金化する予定です。100歳まで生きるとして、日常生活とは別に、年間約400万円を自分や家族のために使う事が出来ます。
 人生100年時代であり、退職後も30年から40年はあります。このブログのタイトルは、「警察職員のための資産形成」ですが、70歳を超えたあたりから、「退職警察職員のための資産活用」にしようかなと考えています。