老後にゆとりが出来ます
男性の育児休暇取得が推進され、警察官も夫婦共働き世帯が増え、いわゆる「パワーカップル」が多くなってきました。
そのようですね。厚労省の調査によると、令和4年度の男性の育児休業(育休)取得率は30.1%で、調査開始以来初めて3割を超えました。しかし男性の育休取得期間は、約4割が2週間未満と短いのが現実です。
夫婦ともに年収が700万円以上の「パワーカップル」は、ニッセイ基礎研究所の調査によると、2023年で40万世帯存在しており、これは総世帯の約0.7%、共働き世帯の約2.4%とごくわずかな割合と言う事です。
地方公務員の平均年収が638万円、民間企業の年収は458万円ですが(年収700万円)、女性で年収700万円となると、大手企業や警察官言うと、課長補佐級ですかね?
でも、夫婦共働きで、いくら育児休暇があっても、会社への拘束時間がそれなりにあるので家事や育児の時間を考えると、生活は大変でしょうね。実家の両親の助けがないと、厳しいと思います。
何組かのパワーカップルを見てきましたが、多くはローンを組んで通勤に便利なマンションを購入していました。ただし、生活はローンを返済している事から、「ゆとりある生活」とは程遠い感じであり、管理人は「結構大変だ」と思いましたが「羨ましい」とは思いませんでした。
でも、退職前にローンを返済し、子供も片付ければ、退職後の生活は良いのではないでしょうか?
パワーカップルの良い所は、そこにあると思います。年金を受給する年齢になれば、まさに「年金パワーカップル」となり、悠々自適の生活が待っています。
パワーカップルは、ダブルでiDeCoに入り、ダブルでNISAで資産形成すると共に、ダブルの退職金で全てのローンを返済すれば、「老後2千万円問題」を考える事なく、2人の年金で「ゆとりある生活」は十分できると思います。
羨ましい老後生活ですね。私もパワーカップルを目指したいです。
確かに、退職後の生活はバラ色かもしれません。しかし大切な事は、人生をトータルで見た時、退職までの生活がどうかと言う事です。
経済的余裕の代わりに時間の余裕がなく、仕事以外の時間はほとんど家事育児に当て、飲み会には基本的に出席せず、片方が単身赴任の時はワンオペが続くなど、管理人にはとても無理な生活です。
双方が経済的自立をしている関係で、離婚した夫婦もいましたが、管理人の知っているパワーカップルは、だいたい上手に協力し合っている感じでした。
共働き世帯が7割を超えている現在、これからパワーカップルは増加していくと思いますが、自分達の人生ですので、後悔する事のないようにしていけば良いと思っています。