資産１億超えはこんな投資家
①個人投資家の投資スタイルは日本株にシフト
「日経マネー」が2023年に実施した「個人投資家調査2023」において、個人投資家の投資スタイルは、高配当株の日本株にシフトしている事がわかりました。2022年までは、海外主体と答える人が年々増加する傾向にありましたが、2023年に変化しました。大きな理由は、アメリカの投資家であるバフェット氏による、日本５大商社の買い増しであると言えます。商社株が急騰し、管理人も含め、個人投資家の多くが恩恵を受けたと言われています。ちなみに、億超え投資家の投資スタイルも、１位が日本株の高配当等の利回り投資、２位が日本の大型優良株、３位が日本株の割安株となっています。
②信用取引
管理人は信用取引を行っていませんが、他の億超え投資家の多くは信用取引を行っていると思っていました。ところが調査によると、信用取引は行っていない億超え投資家は、66.6%という意外な結果であり、以前は行っていたの9.4%と合わせても、75%超が信用取引を行っていない事が分かりました。億超え投資家は、現物株を主体とした長期投資スタイルであり、リスクを負わない事が分かります。ちなみに、株の保有銘柄数は、31～50、51～100、101以上がいずれも20%ずつであり、銘柄の平均保有期間は、３年以上が61.7%と言う事です。
③積立投資
億超え投資家の積立投資については、積立投資のみが1.7%、積立投資以外の投資は42.4%、積立投資と両方は55.9%と、積立投資をしている人の割合は多いです。しかし全個人投資家の割合と比較すると、積立投資以外の投資比率が高く、億超え投資家は、積立投資に頼らず、自らの判断で株取引をする人が多いことが分かります。
④億超え個人投資家の平均保有資産
億超え投資家の平均保有資産額は、１億6,146万円であり、2022年の配当金を含む投資収益は、1,000万～1,500万未満が最も多く、次いで1,500万～3,000万未満です。収益は、保有資産の10%程度を年間収益として得ている個人投資家が多いみたいです。
