スパークプラグのシェアは世界No.1です
①日本特殊陶業の事業
1936(昭和11年)創立。1937年から国産初の「NGKスパークプラグ」の製造を開始し、現在は、自動車用スパークプラグで世界トップシェアを誇り、各種センサでも高シェアを持っています。その他の自動車関連では、酸素センサや温度センサなど、幅広く展開しており、船舶、航空機用プラグなども手掛けています。
第2の柱が半導体用のセラミックパッケージで、パソコン、携帯端末のICパッケージをはじめ、OA機器、自動車部品などに使われるICパッケージ、多層回路基板などを手掛けています。
②配当金の推移
従来は配当性向40%としていましたが、2024年年度から株主還元方針を変更し、DOE(株主資本配当率)の下限4%程度、「業績連動部分」として配当性向10%程度を組み合わせる方針としています。
各3月期末 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 164 | 3.23 | 40.05 |
2022年 | 166 | 6.07 | 50.91 |
2021年 | 102 | 5.16 | 34.46 |
2020年 | 60 | 3.14 | 31.81 |
2019年 | 70 | 4.60 | 42.93 |
2018年 | 70 | 3.41 | 35.98 |
2017年 | 60 | 2.34 | 28.66 |
③管理人の保有状況
購入検討銘柄に入れてはいたものの、将来的にガソリン車の市場は縮小され、自動車用スパークプラグの需要減少が予想されていた事から、ずっと躊躇していました。
2020年頃から株価も伸びていませんでしたが、2023年3月上旬に、高い配当利回りの魅力により、2,666円で600株購入しました。現在は、4,700円台で推移している事から、購入時期としては良かったと思っています。
④日本特殊陶業のリスク
グループ売上の大部分が海外市場のため、世界経済や為替相場などの動向に影響を受ける事になります。また、売上収益全体に占める自動車関連の割合が極めて高い事から、自動車の生産・販売が滞ると、業績が悪影響を受ける可能性があります。