目標設定は大切だけど、管理しすぎるとイヤになる
資産形成で大切なのは、将来の目標設定をしっかりする事だと言われていますが、どのような目標を立てたら良いのですか?
確かに目標設定は大切だと思いますが、批判を承知で言うなら、あまりこだわらない方が良いと思っています。
どういう事ですか?ドラゴンさんは個人投資家だけどFPですよね。ほとんどの金融関係のネット記事には「資産形成で重要なのは目標設定」とありますが?
FPを含め、金融記事の執筆者は、確かにそう言うと思います。管理人が言いたいのは、目標を設定する事は大切だけど、あまり細かく設定しすぎず、また目標管理も厳格にしない事が、ラクで続けやすいと言う事です。
でも、目標金額がしっかりしてないと、年間どれくらい貯蓄したら良いのか分からないですよね。それがアバウトで良いと言う事ですか?
君の言う、目標額を決め、そこから逆算して資産形成するのは「ゴールベースアプローチ」と言う方法なんだ。最初にゴールを決め、毎月、あるいは毎年どれくらい貯蓄していけば良いのか、また、いつまでに達成すれば良いかを明確にする。この方法を薦めるFPや金融関係者は多いんだけど、この方法はしんどい。少なくとも管理人の性分には全く合わない。
確かにドラゴンさんは、飲み会や外食が多いみたいですので、計画的な運用が難しいんですか?
実は、管理人は目標設定をして来ませんでした。ただ、40歳を過ぎた頃、将来のために資産形成をしなくてはと考え、投資信託を始めました。しかし投資信託では、資産はあまり増えませんでした。そもそも、警察署の課長職や警察本部の補佐や次長と言うのは、当時、週に3から5日程度の飲み会が普通で、子供の学費などの出費を考えると、今振り返っても目標額の設定や管理は難しかったです。これは、警察職員や公務員に限った事では無く、一般サラリーマンの管理職なら「あるある」だと思います。
資産形成で大切な事は、長期で資産を作り、運用するという事です。目標額の設定をするのなら、まず生活費とは別に、500万または1,000万単位で資産を作る事です。大切な事は、「いつまでに」と言う期限を設けず、「出来る範囲で早めに」程度の感覚で良いと思います。無理をして貯めようとすると、1,000万以上はきつくなりますし、おそらく続きません。夫婦で目標を共有しても良いですし、難しいですけど、管理人みたいにへそくり感覚で自分だけの口座で資産形成するのも良いかも知れません。
ドラゴンさん方は、家族がそれぞれ資産形成しているみたいですけど、難しくないですか?何か家庭がギスギスしそうです。
子供達は既に結婚して独立しているので、現在どのように管理しているか知りませんが、管理人宅は以前「家庭で財布は分けますか」で記載しているので、参考にして下さい。また、管理人がゼロから1億円を貯めるまでの経緯は、後日お話しする予定です。