事業と配当金
①三井住友フィナンシャルグループの事業
3大メガバンクの一角である「三井住友銀行」を中核として、「SMBC信託銀行」、「SMBC日興証券」、「三井住友カード」、「日本総合研究所」、「三井住友DSアセットマネジメント」などをグループ会社として抱え、銀行業務、リース業務、証券業務、コンシューマーファイナンス業務、システム開発・情報処理業務などを展開しています。
管理人は、メインバンクを三井住友銀行にしていませんが、ANAと提携している三井住友VISAカードは、メインカードとして使っています。
②配当金の推移
株主還元方針として、配当は、累進的配当方針および配当性向40%を維持するとしています。
各3月期末 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 270 | 3.03 | 37.26 |
2022年 | 240 | 4.53 | 40.64 |
2021年 | 210 | 5.37 | 40.74 |
2020年 | 190 | 4.74 | 50.77 |
2019年 | 190 | 7.24 | 37.12 |
2018年 | 180 | 4.64 | 34.62 |
2017年 | 170 | 3.81 | 32.65 |
③管理人の保有状況
2020年春の波乱相場後、少し様子を見ていましたが、2022年12月末に、3,148円で300株購入しました。現在は、10,000円台前半で推移しており、購入時期としては良かったと思っています。
④業績
大手銀行を中核としているため、世界の経済動向や金融環境の変化に多大な信用リスクを抱えるものの、2024年3月期の決算では、3大メガバンクは業績が絶好調で、三菱UFJFGと三井住友FGの2社が過去最高益を更新し、みずほFGも過去最高に迫る水準となっており、25年3月期は、各社いずれも最高益を更新する見通しです。
好業績の要因は、「金利ある世界」の復活と、企業の堅調な資金需要により、預貸金ビジネスが復活しつつある事と、長期金利の上昇に伴い、国債など債券の運用益が改善し、より高利回りの国債の保有残高が増え、運用利回りが向上する事だと言われています。
日銀による利上げも想定される中、金利上昇の追い風は、メガバンクの業績に一層の恩恵をもたらすと思われます。