迷ったら買わない

配当金生活
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買わなかった後悔の方が少ない

 ドラゴンさんは、日本株の評価額が1億円を超えていますが、株は何銘柄くらい所有しているのですか?

 2024年7月で、日本株では、バリュー株を中心に約60銘柄、45,000株以上は保有していると思います。

 評価額は上がり続けているみたいですが、投資資金では、新たな銘柄を買うのですか?それとも、保有株を買い増しするのですか?

 まず、管理人の投資資金は、100%管理人自身の配当金か、株の売却による資金である事から、株の購入について家族に相談することはありませんし、家族も何も言いません。
 投資資金で購入するのは、新規の銘柄が多いです。なぜかと言うと、保有株の多くは、優待銘柄を除き、1銘柄の投資金額は100万~200万円であり、その大半の株価が上昇し、含み益が出ている事から、上昇している株価で買い増しをする事はありません。

 では、購入する銘柄やタイミングで、何か決めている事はあるのですか?

 購入を検討している銘柄は、30銘柄程度あり、「購入検討」のポートフォリオに登録し、各決算期には業績等をチェックしています。
 新NISAも含め、購入する銘柄やタイミングで決めている事は、「迷ったら買わない。急いで買わない。」と言う事です。
 以前は、投資資金に余裕があれば、株価が下がった時に「とりあえず買う」と言うスタンスでしたが、配当金だけで生活が出来るようになった頃から、「迷ったら買わない、急いで買わない」を自分に言い聞かせ、年間400万円位買っています。

「迷ったら買わない」と言うのは、具体的にどう言う事ですか?

 まず、個人投資家で、「株の売買で後悔したことが無い」と言う人は余りいないと思います。おそらく、バフェット氏でも多々あると思います。この後悔を少なくするための最良策が、「迷ったら買わない」だと思っています。
 管理人の経験上、購入せずに、「あの時買っておけば良かった」と言う後悔より、「急いで買うべきでは無かった」の方がはるかに多いです。買って後悔すれば、当然ながら保有資産も減少し、含み損が出る事も多く、しかも後悔が尾を引く事もあります。
 よく話に「あの時○○の株を買っておけば、今頃○百万になっている」と言う人がいます。しかし、そう言う成長株は、迷う前に買うべきであり、長期保有を原則とする配当金生活者にとっては、不要なのです。

 「迷う」と言う場合、購入銘柄と購入時期があると思います。購入銘柄で迷う場合は、今後の業績不安や株価の下落、減配などを心配します。
 しかし、それに迷っていると言う事は、その企業についての知識や営業成績、今後の見通しが十分出来ていないと言う事であり、いくら株価が下がっていたとしても、買うべきではありません。
 また、購入時期も、株価が下落傾向にあり、「買い時」と判断しても、更に株価が下がる事を考えます。しかし迷うという事は、株価下落の要因や相場の方向性に不安を持っている証拠であり、結果的に底であったとしても、「株はそう言う物だ」と割り切る事が大切であり、買い急いで後悔する必要はありません。
 特に初心者やシニアは、保有資産を減らさない事が大切である事から、「株は迷ったら買わない」と言う事を頭の隅に入れておいて下さい。
 買うのであれば、「迷う前に買う」と言う事です。