金融リテラシーが低い警察幹部

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金融の知識は警察官に必要ないですか?

①警察官はなぜ低いのか
 地方公務員である警察官、特に昭和生まれの警察幹部は、金融リテラシーとITリテラシーが低い人が多いです。理由は簡単で、若い頃に教育を受けてない事が最大の理由で、昔は金融とIT関係は、「公共の安全と秩序の維持」を使命とする警察官の業務に関係がなかったからです。今回は、ITリテラシーの関係は省略します。

②各種保険も警察組織が用意してくれる
 生命保険、医療保険、火災保険、車両保険など各種保険は、警察の外郭団体である警察共済組合や警察職員生活協同組合などが、現職の警察職員のみならず、退職した警察職員の面倒まで見てくれます。そのため、自分や家族の保険関係一切を自ら考える必要がないのです。ちなみに警察共済組合とは、共済組合法に基づいて設立された組合で、警察職員を組合員として構成されています。また警察職員生活協同組合は、警察職員と退職者、その家族の生活と福利厚生に寄与する事を目的として組織されています。警察職員は、福利厚生に恵まれているのです。

③退職後の年金も面倒見てくれる
 将来的にはどうなるか分かりませんが、公務員の年金は3階建と言われており、警察職員も例外ではありません。一般のサラリーマンが厚生年金を受け取るのと同様に、警察職員は「共済年金」を受け取ります。年額にすると約210万円前後と思います。それに加え、多くの警察職員は、現職の時から将来に備えるため、毎月の給料から掛け金を天引きして「ゆとり年金」等をもらえるようにしています。ですから、何ら考える事なく、退職後の備えが出来る仕組みになっており、金融リテラシーが低いままで退職する事になるのです。

④金融リテラシーは低いままで良いのか?
 退職後、社会の中で経済的に自立し、豊かな老後を送るためには、金融や経済に関する知識や判断力が必要です。そのためには、金融全般の基礎や仕組みを知るとともに、色々な金融商品の特性やリスクを理解し、適切に判断する事が求められます。このブログを見ている人は、少なからず投資や資産形成に興味を持っている人が多いと思いますが、管理人は、金融リテラシーと保有する金融資産はある程度比例すると思っています。退職後にゆとりがある生活を送るためにも、金融リテラシーを高めて頂きたいと思います。