リスク資産と安全資産の割合

配当金生活
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シニア投資家になるほど難しい

①安全資産とは
 安全資産とリスク資産の違いは、戻ってくる金額があらかじめ予想でき、確実性が高いか否かという点です。安全資産とは、将来の収益が確定している資産を言い、元本割れのリスクがゼロに近いため「無リスク資産」とも呼ばれます。安全資産の代表は、なんと言っても預貯金ですが、国債や貯蓄型保険、特別なケースですが、金も入ると言われています。しかし、現在の日本において、安全資産の利率が極めて低い事から、収益性はほとんど見込めません。

②リスク資産とは
 リスク資産とは、将来の収益が確定していない資産を言い、元本が保証されておらず、運用の内容次第では元本割れに陥るリスクがあるため「危険資産」とも呼ばれます。リスク資産の代表は、株式投資や投資信託、仮想通貨、不動産などで、大きな利益を得られる可能性があります。ただし、すべてが「ハイリスク・ハイリターン」ではなく、安定感のある「ミドルリスク・ミドルリターン」もある事から、資産形成の目的や目標額などに応じ、どのような資産をどの程度保有するかが大切だと言われています。

③リスク資産と安全資産の割合
 日銀調査統計局は、1999年に「日本はリスク資産投資に消極的である」と指摘し、2022年の調査では、安全資産の割合は、日本54.3%、ヨーロッパ34.5%、アメリカ13.7%となっており、日本は預貯金の割合が非常に大きい事が分かります。FPや投資アドバイザーであれば、必ず「資産の分散は大切ですよ、あなたのライフプランに合わせて、それぞれに資産を分散しましょう」と言います。管理人も否定はしませんが、教科書的な分散の提案をするFPやアドバイザーは、もう時代遅れだと思っています。

④エイジスライド方式
 「リスク資産は資産全体の何割にするべき」と言う明確な基準はありませんが、リスク資産の割合を決める考え方として「エイジスライド方式」があります。安全資産から株式などの投資に回す金額の割合を「120-年齢」で決める方法で、30歳の人は「120-30歳」で90%、40歳で80%、50歳で70%、60歳で60%、70歳で50%と言うものです。ただ、この方式はシニア投資家にとっては如何なものかと思っています。今後、70歳以上の個人投資家は増加し続けると思います。「資産をゼロにして死ぬ」のであれば、保有株式を全て現金にして使うのでしょうが、人生100年時代、はたしてシニア投資家にこの方式が馴染むのかどうかは分かりません。なお、昔はこの公式の最初の数字は120ではなく、100を使っていました。人生100年時代と言われ、定年退職する年齢も高くなった現在は、120を使うのが一般的です。エイジスライドについて「100-年齢」という記述があれば、それは古いです。