節約家は富裕層とは言えない

配当金生活
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お金持ちは倹約家

①残念なFPのアドバイス
 警察の退職前、管理人達同期生は、警察本部が委託しているファイナンシャルプランナー(FP)から、「リタイヤメント・ライフプランニング」の指導を受け、夫婦で参加する人も多くいます。事前に将来のライフイベントや、その必要経費などを記載した「ライフイベント表」を提出し、それに基づいて将来の収支状況と貯蓄残高の予想を記載した「キャッシュフロー表」を作成し、退職者にアドバイスします。FPにとっては、基本の仕事です。
 管理人は、大きな支出となる「リフォーム」、10年に一度は必要になる「車の購入」、数年に一度の「旅行」などを、ある程度具体的に記載し、保有資産状況も正確に記載して提出しました。
 管理人を担当したFPは、大手保険会社の女性FPでした。アドバイスの内容は、「金融資産は多いと思いますが、リフォーム、車の購入金額、旅行費用が多すぎて、退職金を全て使う事になります。リフォーム費用を見直し、車の購入時期や金額を見直す事をお勧めします。再就職後は退職金と年金で生活する事になるので、節約した生活を心がけましょう」でした。
 管理人は、話から「このFPは投資の知識も経験も無い」と思いました。このFPは、管理人が保有している金融資産だけを見てアドバイスしたのだと思いますが、過去数年の金融資産の推移でも聞けば、違ったアドバイスになったかも知れません。当時、警察官で株式投資をしている人は少なかった事から、十把一絡げのアドバイスになったのだと思います。
 最後にアンケートがあったので、「全く参考になりませんでした。出来れば、投資経験が豊富で、少なくとも数千万以上は利益があるFPのアドバイスが聞きたかったです。」と書きました。

②お金を減らさない富裕層
 管理人の周辺に、資産家は何人かいます。親の代から引き継いだ資産であったり、自分で事業を興したり、投資で資産を築いたりと、その理由は様々です。ただ共通しているのは、旅行や趣味でお金は使っているのに、話を聞く限り、ほとんどの資産家は資産を減らしていません。
 管理人もその一人かも知れません。浪費はしませんが、消費は結構しています。家族と旅行に行ったり、歌舞伎や音楽会に出かけたり、大相撲やプロ野球の試合にも行きます。誘われた懇親会は皆勤賞です。しかし、退職後も我が家の金融資産は右肩上がりです。

③お金は使うけど減らさない
 お金を減らさないためには、日常生活において出費を出来るだけ抑える事が大切です。お金に対する考え方や使い方によって、「ケチ」「倹約」「節約」と変わって来ます。
 ケチ=お金を惜しむ
 節約=お金を切り詰める
 倹約=お金を無駄遣いしない
と言えるのでは無いかと思っています。
 お金持ちは倹約家だと言われています。それは、無意味な事や不必要な事にはお金を使わない反面、必要な事や有意義な事には出し惜しみせず、メリハリを付けて出費するのだろうと思います。
 お金は、減らさない事を意識しすぎると、人付き合いが悪くなり、だんだんと「ケチ」の領域に近づいてきます。管理人方の話をすると、「浪費」はしていませんが、「欲しい物より必要な物」物ではなく感動する事」に少しお金をかけ、少しだけ良い買い物をする意識を持つと、1か月の収支はマイナスになっても、年間収支はプラスで終わる事が多く、資産は増えていきます。