昔は「タンカーの飯野」と言われていました
①飯野海運の事業
1899年(明治32年)に京都府舞鶴市に飯野商会を設立し、曳船による石炭運送業および港湾荷役業に着手したのが始まりです。事業は主として外航海運業、内航海運業、不動産業ですが、1931年に国内初となる本格的な外航大型原油タンカー「富士山丸」を建造し、大型原油タンカーによる原油の海上輸送のパイオニアとして国内最大の大型原油タンカー船隊を有し、一時は『タンカーの飯野』と称されていました。
不動産業は、1960年に東京都千代田区に飯野ビルディングを竣工して本社を移転し、「イイノホール」の営業を開始しました。
②配当金の推移
各年度通期 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 56 | 4.57 | 30.01 |
2022年 | 65 | 6.47 | 29.42 |
2021年 | 36 | 4.36 | 30.41 |
2020年 | 22 | 4.15 | 30.41 |
2019年 | 12 | 3.87 | 33.52 |
2018年 | 15 | 4.02 | 33.88 |
2017年 | 10 | 1.96 | 25.96 |
③株主優待
高配当株では珍しく株主優待も充実しており、500株以上で2,000円相当のカタログギフト、1,000株以上で4,000円相当のカタログギフトが貰えます。また1年以上の保有で、500株以上は3,000円相当、1,000株以上は8,000円相当の商品へとアップします
④管理人の保有状況
管理人は、2023年5月に丁度800円で1,000株購入しました。配当金目的と株主優待目的が半々と言った所です。現在は1,100円~1,200円前後で推移しており、変動の大きい海運株としては、購入時期は良かったと思っています。
⑤業績
主力のケミカルタンカーは稼働隻数減も市況が堅調であり、原油タンカーも円安の影響で増益ですが、不動産業は管理費の負担が重く、ばら積み船、ガス船も悪化している事から、2024年度以降は油断が出来ません。