富裕層は高所得者とは限らない

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本当の富裕層とは?

①富裕層とは
 投資家なら、ほとんどの人がネットで目にする言葉です。「富裕層」という言葉の定義はありませんが、一般的には野村総合研究所が発表している「純金融資産1億円以上5億円未満」の分類が一人歩きし、多くのネット記事がこれを流用しています。統計として富裕層の世帯数や資産額も出していますが、あくまで国税庁等の統計から推計した数であり、各年別の推移を見る分には良いのですが、正式な数ではありません。株式などの金融資産は、株価の変動に伴い、保有評価額が大きく変動するため、保有額で分類する事にあまり意味がないように思えます。ちなみに、日本人は100人に2人~3人が1億円以上の金融資産を保有していると言われています。

②富裕層は高所得者とは限らない
「高所得者」と言われる定義はありませんが、年収1,000万以上で分類する調査が多いようです。それでは、年収1,000万以上の高所得者は、金融資産1億以上の富裕層なのでしょうか。実はそうとも限りません。「高所得貧乏」と言う言葉があるくらいで、金融広報中央委員会の調査(令和3年)では、年収1,000万~1,200万未満の世帯で、金融資産100万未満が4.5%、100万~200万未満が5.4%と言う事です。なぜでしょうか?理由は簡単で、高所得者は見栄を張り、教育費や食費等の出費が多いからです。

③富裕層の8割以上はサラリーマン
 富裕層とは、金をたくさん稼いでいる人ではなく、たくさん保有している人です。一般的なサラリーマンが、なぜ資産を1億円以上を貯められるのでしょうか。サラリーマン年収の中央値は、437万円(2020年厚労省)ですが、サラリーマンが限られた収入で貯蓄を増やすためには、倹約して資産運用するしかありません。年月をかけて貯めた結果、金融資産が徐々に増加して1億円となれば、仮に持ち家やマイカーがなくても、富裕層?と分類されるのです。

④サラリーマン富裕層の生活は、質素で贅沢は敵?
 「億り人」を目指す投資家は多いと思います。1億円を目指すのは、目標があって良い事だと思います。しかし金を貯める事が目的になるのは違います。何のために貯蓄するのかを見失ってはいけません。以前にも書きましたが、「見栄を張る」必要はありませんが、いつまでも「節約」「資産運用」ではなく、ある程度の資産が貯まれば、ゆとりある生活、潤いある生活を楽しむ事が大切だと思っています。