Z世代は預金より投資

近頃は、高校で資産形成の授業があり、部活動で「投資部」がある高校があるとニュースで知りました。近頃の高校生は凄いですね。

2022年4月の学習指導要領改訂により、高校での金融教育が義務化され、資産形成の授業が始まりました。一部の高校においては、部活動に「投資部」がある学校があり、しかも、実際に支給された運用資金を元手に、株式投資を行っています。

高校生、恐るべしですね。

昭和の時代、貯金一択が主流だった日本の資産形成は、令和に入って様変わりしています。
親や祖父母が敬遠してきた株式や投資信託に対し、積極的にお金を投じて資産形成をする10代~20代が増加している事は、日本の将来にとっては明るい事だと思います。

投資信託協会による「投資信託に関するアンケート調査(令和6年)」によると、株式や投資信託、債券などの保有経験がある20代の割合は2016年の13%から24年には36%に増えています。
これらは、政府が金融リテラシー教育を推進し、22年度から高校での金融教育が義務化された事や、24年の新NISAが大きく影響しているのだと思います。

投資部の顧問は、学校の先生がするのですか? また投資の資金はどのようにするのですか?

管理人が知っている高校の投資部は、村上財団の創設者である村上世彰氏が特別顧問となって、財団が資金を提供しています。
また、高校生は村上氏のアドバイスを受けながら、投資を経験しているようです。

村上氏が、高校生に投資を教える目的は、何なのでしょうか?

村上財団のHPには、「まずは投資を体験してもらう」事だと記載されています。
自分が選んだ企業に興味を持って、投資したお金は回っていると言う事を理解してもらい、その上で、株価上昇や配当金で利益が出れば良しと言う事だろうと思います。
ですから、ほったらかしの投資信託では無く、個別株投資で投資を基礎から学んで貰いたいのだと思います。 新NISAが始まり、オルカン信仰ではありませんが、インデックス投資信託しか経験の無い人が増加しています。
投資信託が悪いとは思いませんが、信託会社に任せっきりの人よりは、おそらく、投資部の高校生の方が、金融リテラシーが高く、投資家としての力もあると思います。

高校の投資部は、成果が出ているのでしようか?

現在は知りませんが、立ち上げた頃は、丁度コロナショックの時期と重なり、想定した結果にはならなかったと聞いています。
しかし、コロナショックのような大きな出来事は、高校生にとって「投資の怖さ」を安全に体験できて、良い経験になったと思います。
おそらく村上氏も、利益を出す事が一番の目的ではないと考えていると思います。

ドラゴンさんは、子供さんやお孫さんに投資を教えてるのですか?

子供夫婦達は、金融機関勤務やプライム市場の会社勤務なので、金融リテラシーが高く、株式投資もしているようです。
孫は、管理人が「お金持ち」と思っているようなので、村上世彰氏ではありませんが、高校生になれば、少し資金を提供し、株式投資の面白さや怖さを、安全に経験させたいと思っています。