「経験に投資」より貯蓄する

配当金生活
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経験はシニアになってからでも遅くない

 若い時に、色々とチャレンジし、経験を豊かにするためにお金を使うのが良いと言う人がいますが、ドラゴンさんはどう思いますか?

 いわゆる「自分への投資」ですね。
 管理人も、結婚した頃はバブルの真っただ中であり、結婚披露宴も150人位呼び、生バンドを入れて盛大に行い、新婚旅行も、当時流行っていた西海岸、ハワイに1週間行き、散財しました。
 今考えると、そのお金を貯金しておけば良かったなと思いますが、バブル絶頂期を経験できて、良かったのだと自分に言い聞かせています。

 ただ、現在の若い人は、バブルの頃と全く経済事情が違います。若い時に「自分への投資」としてお金を使う事を否定しませんが、退職後にゆとりある生活を望むのであれば、若い時には「貯蓄」を最優先し、それをタネ銭とした「投資」をするのが、資産形成の王道であり近道だからです。

 でも、高齢者になれば、行きたい所へも行けず、やりたり事も出来ず、高級な食事も食べなくなるのではないですか?
 それであれば、やはり若い時に色々な経験をする方が良いと思いますが。

 それは、FIREする人の言い訳みたいですね。では、若い時でないと出来ない経験とは何ですか?
 無理をして、海外旅行ですか? 高級リゾートホテルに宿泊する事ですか? ミシュランのレストランで、彼女と食事をする事ですか?
 そんな事は、大した経験ではありませんし、「経験に投資する」程の事ではありません。なぜなら、シニアになってからでも存分に経験できます。
 若い時は、お金をかけずに経験を積む事は出来ますし、更に言えば、お金をかけずに経験する事の方が貴重な体験が出来ます。

 今のシニアは、管理人も含めて健康です。いや、家でゲームに夢中になっている若者より、バイタリティーがあるシニアは大勢います。
 管理人夫婦が通っているジムも、大半はシニアですし、マシンで体を鍛え、ヨガをしたりプールで泳ぎ、サウナで一汗かいて、政治や経済の話しをしています。
 旅行に行っても、ホテルのラウンジで美味しいお酒を楽しんでいるのは、シニア夫婦がほとんどです。

 「若い時は、貯蓄より経験に投資せよ」と言う人もいますが、違うと思っています。
 管理人が言いたいのは、「若い時はお金を貯めなさい。経験は、お金を使わないよう、知恵と時間を使ってやりなさい。」と言う事です。