年金で笑える人

配当金生活
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年金だけで生活出来ますか?

日本の年金受給額は、世界でも多い方なのですか?

 実は、アメリカの大手コンサル会社が、世界各国の年金制度をランキングにして評価している「グローバル年金指数」と言うものがあります。ちなみに2024年度の日本は、48か国中36位と言う結果でした。

なぜそんなに日本の年金制度は評価が低いのですか?

 日本の年金制度の評価が低いのは、「持続性への不安」と言われています。少子高齢化に伴い、年金保険料の担い手である労働者が減る一方、高齢者の数が増加し、平均寿命も伸びて年金の支給期間が長くなっている事から、「日本の年金制度は、このまま継続していく事に疑問が残る」と低い評価になっています。
 ただ、日本も確定給付型企業年金や確定拠出年金など、企業年金制度が充実される傾向にあり、1階部分の国民年金、2階部分の厚生年金と併せ、企業年金は3階部分と言える事になります。

 日本も年金が充実してくると良いのですが、年金だけで老後の生活は厳しいのでしょうか?

 「年金が少ない」と文句を言う人がいます。確かに年金だけでは、約半数の高齢者が生活が出来ないと言う調査もありますし、年金受給者の約3割は、年金制度に不満を感じていると言われています。
 厚労省の資料によれば、夫が会社員で妻が専業主婦の場合の平均受給額は、夫が月額14万5千円、妻5万6千円、「夫婦で約20万円」との事ですが、これでは生活は厳しいと思います。
 しかし、公的年金と企業年金で月額60万円を超え、「夫婦で年金生活になり、現役時代に出来なかった贅沢が出来るようになった」と言う人がいるのも事実です。 管理人もその一人かも知れませんが、FIREをせず、長く働いて厚生年金を掛けるほど、年金受給額は増えてきます。
 2025年1月のPRESIDENT「年金で泣く人、年金で笑う人」ではありませんが、配当金がある個人投資家の方は、全員「年金で笑える人」になって貰いたいと思います。
 ただし、配当金は生涯貰える保証はありませんが、年金だけは一生保証されています。