シニア富裕層

配当金生活
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旅行・買い物・趣味にお金をかける

①リッチシニア
 単に「富裕層」と言うと、金融資産が1億円以上ある人を言います。実はその内の約52%が66歳以上のシニアであり、「シニア富裕層」と呼ばれています。
 シニア富裕層の中でも「リッチシニア」と言われる人は、経営者や会社役員、医師などが多く、主な収入源は「経営による収入」に加え、「投資や株式などの配当」や「不動産収入」であり、貯蓄や年金に頼る事はなく、「老後2,000万円問題」とは無縁の人達です。

②アクティブシニアの富裕層
 仕事や趣味などに意欲的で、健康意識が高い活発な高齢者を「アクティブシニア」と言います。シニア市場は100兆円と言われており、そのシニア市場で最も注目されているのが「アクティブシニアの富裕層」なのです。
 「アクティブ」の言葉通り「よく出かけ」「趣味を楽しむ」事に意欲的で、必然的にお金の使い方もアクティブです。 新しい価値観を手に入れたい欲求が強い事から、「新たな旅先」や「新たな趣味」に「時間とお金を使って楽しむ」と言う事を求める人が多いのです。
 例えばJR東日本は、会員誌「大人の休日倶楽部」を発行し、自由な旅行スタイルを推奨したり、各地の伝統工芸などを詳しく情報発信し、アクティブシニア目線で、ポジティブな生活を応援しています。
 また、楽天は「あなたもクルーズデビューしませんか?」とクルーズ旅行を推奨しており、アクティブシニアの富裕層をターゲットとした商戦を展開しています。

③シニア富裕層の関心
 シニア富裕層の関心は、旅行、外食、資産運用と言われています。旅行や外食においては船旅やハイクラスなホテルに泊まったり、評判のレストランに行くなど、質を重視しています。また、資産運用も常に株式などをチェックして、動向にアンテナを張っています。
 面白いのは、それらの話がサウナで聞けます。サウナでは、会員同士で気心が知れてくれば、短い時間ですが情報交換の場となっています。おそらく、情報弱者になる事を嫌い、常に役に立つ情報をキャッチしようとする感じがしています。

④シニア富裕層になれない投資家
 若い頃から投資で金融資産を築いてきた投資家は、「シニア富裕層」になれるのでしょうか?
 管理人は、難しいと思っています。少なくとも「アクティブシニアの富裕層」にはなれないと思います。なぜなら、投資でコツコツと金融資産を貯めてきた人は、お金の貯め方は知っていますが、貯めたお金の有効な使い方を知らないからです。 と言うより、貯めた資産が減っていくのが怖いのです。 この事は、管理人も十分理解できますし、別に恥ずかしい事ではありません。なぜなら、これが「貯金大国」である典型的な日本人だからです。

⑤一流の個人投資家になる
 「何のために貯めたの?」と言う事です。仮に65歳で金融資産が1億円あり、それを3%で運用すれば、年金が夫婦で月額23万円あれば、毎月60万円を使い続けても、金融資産は100歳で約1,300万円残ります。
 心配要りません。1億円の金融資産があり、投資を続けてさえいれば、前記の条件で毎月50万円使っても、金融資産は100歳の時点で約8,550万円残ります。 つまり、思うより金融資産は減りません。
 管理人夫婦は「悠遊自適」の生活で、周囲の友人や子供達は羨ましがっています。管理人は、今更見栄を張るためにお金を使う事はありませんが、多少値が張っても「良いと思える商品」を購入したり、ちょっと贅沢なホテルに宿泊し、少しリッチな食事を楽しんでおり、出費は現役時より結構あります。しかし有難い事に、お金を使っていても、金融資産は減少しておらず、むしろ増加傾向にあります。
 以前「個人投資家のランク」でも書きましたが、このブログを見ている方には、早く一流の個人投資家やアクティブシニアの富裕層になって、日本経済を回して貰いたいと思っています。