シニアは手を出すと失敗する

配当金生活
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老後資金は配当株で考える

 8月から9月にかけ、日経平均株価は安定していません。安定していないと言うか、大きな下落が目に付きます。
 管理人は友達からの相談で多いのは、「半導体関連の株は、今後値上がりすると思うので、下落している時に買った方が良いのでは。」と言うものです。
 確かにAIの普及も追い風となり、半導体関連の企業は今後の成長が見込めます。

 皆が言うように、今後の成長が期待できるので、株価が下落した時に買っておくのが良いのではないですか?

 半導体株がダメとは言いません。日経平均株価の上昇を牽引してきたのは、半導体関連の株ですが、リスクが高いのも事実です。
 管理人が友人に半導体関連株を勧めないのは、株価の下落リスクではありません。技術革新が著しい半導体関連企業は、利益を株主に還元するより、内部留保して設備投資へ回し、新しい技術を先取りするた方が結果的に株主の利益になると考えていますし、株主もそれを期待しています。
 つまり、株主還元方策としての配当金が少なく、老後資産を形成するには向いていないのです。(半導体株は持っていますか?)

 なるほど、ではシニアが老後資産を築くためには、どのような業種が良いのですか?

 配当利回りが高い業種で、製鉄や銀行、商社などが良いと思いますし、これらの業種の中でも、国内で一位、二位を争う企業で、割安であれば購入を勧めています。

 割安株は何で判断すれば良いのですか?

 割安株を選ぶ代表的な指標として、「PER」と「PBR」があります。管理人も主にこの2つの指標と「配当利回り」で自分なりに割安株として管理しています。
 指標の詳細は省略しますが、管理人の割安の目安は、「PER」は15倍以下、「PBR」は1倍以下を目安としており、「利回り」が3.5%以上あれば購入を検討します。

 ドラゴンさんが知人や後輩に勧める株は、だいたい割安株ですか?

 管理人は、まず自分が保有している銘柄の中から、割安株で有り、日経225採用銘柄を勧めています。
 保有銘柄の中から勧めるのは、企業状況が大体把握できているからであり、日経225銘柄を勧めるのは、収益や財務状況等が証券アナリストや日本経済新聞社にさらされており、悪化すれば業績予想や評価レポートに反映され易いからです。

 老後資金は重要で、現金のない老後は惨めです。今の日本は、お金を持っていれば更にお金が増えるシステムになっており、貧富の格差は、老後になればより顕著になってきます。
 普通の人でも、退職後から資産形成を始めても遅くはありません。誤ったネット情報で、大切な老後資産を失う事だけは、避けたいものです。