個人投資家のランク

いいえ、おそらく「特定投資家」の事ですね。金融商品取引法(金商法)では、日本銀行や機関投資家、保険機構や上場会社などの法人格を「特定投資家」、いわゆる「プロ」の投資家とみなし、金商法上の行為規制の一部を除外できることとしています。そして、この「特定投資家」以外を「一般投資家」として区分している事から、個人の投資家は「一般投資家」として、いわゆる「アマ」扱いとなります。と言っても、あくまで金商法上の事であり、あまり意味はありません。

実は、そうでもないんです。素人の投資家でもプロを上回る成績を上げる人はいくらでもいます。マーケットはきわめて不確実で、予想を的確に当て続けていくのは至難の技です。確かにプロの所には、多くの情報が集まってきますし、豊富なニュースソースも持っています。しかし、インサイダー情報でない限り、財務データや業績見通しなどは、全て公開された情報から判断するしかなく、逆に情報が多すぎても迷ってしまいます。またプロの泣き所は、相場が悪くても運用をし続けなければならない点です。

確かに、個人投資家はピンからキリまでいますが、規定されたランクなどはありません。しかし、一流・二流・三流には分類出来ると思っています。

保有する金融資産では、「富裕層」とか「準富裕層」などと言われる事もありますが、「個人投資家」としてのランクとは少し違うと思います。管理人が独断と偏見で考える「一流」の投資家と「二流」「三流」の投資家の違いは、次のとおりです。