子供にかかる費用、いつまで親が面倒見るんですか?
①子供にかかる費用は教育費だけではない
子供にかかる費用は、内閣府が2010年に細分化して公表しています。大きくは、養育費と教育費であり、養育費には、食費、生活用品、医療費、保育費、小遣い、保険など10項目に細分し、教育費は、学校教育費、学校外教育費、学校外活動費の3項目に分類しています。
②子供にいくらかかるのか
子育てにかかる費用は、各金融機関が調査して公表していますが、子供一人に対し、小学校入学までの0歳~5歳児は、保育園・幼稚園に通わせた場合、6年間で約730万円。小学校から大学まで、すべて公立校の場合は約732万円、すべて私立の場合は約2059万円との調査結果が出ています。多くの家庭は、公立と私立の混在と思われますから、0歳から大学まで合計すると、約1,460万円から2,800万円の間と言う事です。
③こんな親も多い
管理人は、部下職員との面接で驚いたのは、文系の大学を6年、7年と留年させている職員が多かったと言うことです。その理由で多かったのが、「子供が希望する就職先に就職できないから留年している」と言うものです。しかしそういう職員に多いのが、住宅ローンの返済と子供の教育資金で生活が苦しいという事で、いわゆる「見栄を張る」タイプに多いです。もっとびっくりしたのは管理人の同期生で、「退職金はすべて、2人の子供の住宅資金の援助で使った。」と話しているのを聞いて、「お前はバカか」と思わず言ってしまいました。
④過保護な親
管理人の周囲には、子離れが出来ない親が多くいます。「子供のために」と子供第一主義で育てるのはどうかと思います。子供は自立できなくなりますし、何事も自分で解決できなくなります。生保会社の調査によると、親の65%が「子供の学力や学歴は、教育費次第で決まる」と感じていると言う事ですが、本当にそうでしょうか。管理人の話で恐縮ですが、管理人には4人の子供がおり、高校からアルバイトをさせました。お金の大切さと社会の厳しさを学んで貰いたかったからです。また、大学・短大に4人とも進学しましたが、進学の条件は「地元の大学で実家から通学」と「留年すれ学費は打ち切り」と言うものでした。1人が国立、3人が私立に行きましたが、残念ながら2人は留年した時点で退学しました。入学金や学費等は無駄になりましたが、その後は奮起したようです。全員1部上場企業や公務員として就職したり、そのパートナーと結婚し、幸せな家庭を築いています。子供は放っておいてもたくましく育ちます。