老後資金は「作る時代」

配当金生活
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「貯める」時代から「作る」時代

 日本のインフレは、2%を目標としていますが、食料品は値上げが厳しいと思います。どうしてですか?

 インフレ率は、日本では総務省が毎月公表する消費者物価指数(CPI)の前年比伸び率(%)で表される事が多く、年2〜3%程度のインフレが望ましいとされています。
 ただ、消費者物価指数には、生鮮食品が除かれているのです。生鮮食品は、季節や天候で価格が大きく変動し、安定した物価の基調が把握できないため、除外しているのです。
 ですから、食品の上昇率と政府が発表する消費者物価指数は、大きく乖離する事があるのです。

 では、今後のインフレを考えると、高齢者の生活資金は大丈夫なのですか?

 総務省統計局によると、65歳以上の高齢者夫婦世帯が、年金のみの生活になった時、1か月の支出は約26万円(税・社会保険料込)と言われています。これは最低限の支出であり、ゆとりある生活を考慮すれば、毎月4万円程度の上乗せが必要であり、1か月の支出は30万円を見込んでおく必要があるのです。

1か月30万円は、結構な額ですね。年間で360万円ですか。

 収入を考えると、会社員の夫+専業主婦の場合、年金は月額約21万円です。
 30万円の支出から21万円の収入を差し引いた不足額は毎月9万円で、年額で言えば108万円です。65歳から90歳まで生きるとすれば、108万円×25年=2,700万円の不足となるのです。
 老後2,000万円問題は、今でも現実だと思ってください。

 2,700万円の不足、貯蓄だけでは厳しいですね。やはり投資が必要という事ですね。

 老後資金は「貯める」のではなく「作る」時代です。 2,700万円の不足であれば、65歳以降、年間108万円を作る必要があります。
 では、配当金で108万円作るためにはいくら必要なのでしょうか。配当利回り(税引後)が3%であれば、株評価額4,000万円で配当金は120万円です。
 65歳までに4,000万円の金融資産があれば、老後の生活は大丈夫みたいです。

退職時に4,000万円ですか。退職金では足りませんね。

 総務省の統計によれば、65歳以上の二人以上世帯の貯蓄額は平均値が2,509万円、中央値が1,658万円です。
 4,000万円は、ハードルは少し高いかもしれませんが、決して無理な金額では無いと思います。
 可能な限り、現役時代のうちに老後資金の準備を始めることが大切です。