連続増配株は魅力がありますが
連続増配株がお勧めって聞いたけど、そもそも配当金が増加し続ける事ってあるんですか?
連続増配株とは、年間の一株あたりの配当金が増加を続けている銘柄だね。企業は、利益が出なければ増配するどころか、配当を出す事すらできない。実際、コロナの影響による業績悪化に伴い、減配した企業が多かった2021年からも減配せず、増配し続けている企業は、株主還元に対する意識が高く、安定した業績が期待できると言える。
配当金目的の投資家にとって、配当金が増え続ける銘柄は魅力がありますよね。ドラゴンさんも沢山持ってるんですか?
確かに配当金目的の投資家にとって、配当金が増え続ける銘柄には魅力がある。しかし、配当金目的の投資家にとって重要なのは、連続増配し続ける銘柄より、配当利回りが良い高配当銘柄の方が嬉しい。もっと言うと、連続増配で高配当な銘柄が一番良い。しかし、そんな銘柄は日本株にはあまり無い。
連続増配株は、配当金が増え続けている銘柄と言う事でわかるのですが、そもそも高配当株って、配当利回りがいくら以上を言うんですか?
良い質問だね。配当利回りが、何%以上で高配当株と言う定義は無いんだ。これは投資家によって違うと思うけど、だいたい4%以上と言う人が多い。国内企業において、連続増配株で配当利回りが4%以上の銘柄は、あまりないと思う。管理人が保有している中で「三菱HCキャピタル」は、記事を書いている2023年10月で連続増配は20年以上、管理人の配当利回りは、取得額が低かった事もあり、5.8%となっている。
確かに、連続増配という事は、もともと配当利回りや配当金が低かった可能性がありますね。
実はそうなんだ。大切な事は、コロナ等の影響で収益が落ちた時、無理して増配するより、減配しない事の方が大切だと思っている。配当金生活者にとって有難いのは、高配当で、かつ長期減配しない銘柄なんだ。ネットでは、連続増配株が話題になっていたり、聞き心地が良い言葉だけど、連続増配している企業は、利益を事業投資に回す事より株主還元にウエイトを置いていると言え、成長性があまり期待できないとも言われている。
難しいんですね。連続増配株にもデメリットはあるんですね。
連続増配で、今後も成長が見込める企業は、長期スパンを見据えた保有が必要であり、そう言う意味では、シニアの投資家にはあまり向かない。また、不況に強い反面、大きなリターンも期待できないと言える。大事なのは、自分の投資スタイルで判断する事なんだ。