オルカン一本で大丈夫ですか?

アメリカの昨年末の雇用統計で、失業率は、市場を上回る4.6%と高い水準だったそうですが、アメリカの経済や株価は大丈夫なのでしょうか?
やはり、オルカンみたいに全世界へ分散投資しておいた方が良いのでしょうか?

何言ってるんですか? オルカンは確かに「全世界」に投資しているように見えますし、そのように思っている投資初心者もいますが、実際は違います。

えっ、「オルカンは全世界株式」と聞いてますが、違うんですか?

新NISAが始まった時、猫も杓子も「オルカン信仰」になっていましたが、オルカンは「時価総額加重平均」と言うルールで組み入れ比率が決まる事から、時価総額が大きいアメリカ株が約6割を占めているのです。確かに新興国も含まれますが、国ごとの比率は均等ではなく、先進国と新興国の比率も約9:1と先進国に偏っています。
更に言えば、低成長の新興国を含む事から、リターンもS&P500より低いとされています。
「全世界」と言うイメージとは異なり、アメリカの動向や為替の影響を大きく受ける事から、全世界へ均等に分散投資ではなく、アメリカへの集中投資とあまり変わらないのです。

でも、新NISAが始まる時、初心者にとっては、「これ一つで大丈夫」みたいな感じで、大半の評論家はオルカンを薦めてましたよね。

オルカンを否定するつもりはありませんし、初心者が積み立てを始めるのなら、良い銘柄だと思います。
しかしオルカンは株式100%であり、「債券」のような守り資産がない事から、アメリカ株が大きく下落し、為替相場が動けば、オルカンは一気に下落します。
アメリカ株は、GAFAMなどの大型ハイテク株に大きく影響を受ける事から、所詮は「アメリカ依存のファンド」なのです。

管理人がオルカンに積み立てしないのは、分配金がないからです。 個人投資家の大きな収入は「配当金」です。 オルカンは、信託財産の成長を優先している事から、分配を抑制する方針なのです。

と言う事は、売却するまで現金が入らないって事ですね。

新NISAでオルカン一本の人は、アメリカ経済と為替相場には、十分注意する必要があります。
と言っても、評価額が下降しても、「長期保有信仰」の人は売れないですね。

