①三井物産の事業
国内5大総合商社の一角で、三井グループの中核企業である三井物産。総合商社だけあって、その業務内容は多種多様です。
金属資源、エネルギーに強いのですが、他にもモビリティ、化学品、鉄鋼製品、食料、流通事業、ウェルネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるファイナンス、更には、国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開しています。
②配当金の推移
2024年6月に株式分割(1:2)が行われましたが、配当金は分割後の1/2の金額で表記しています。
各3月期末 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 85 | 2.39 | 24.09 |
2022年 | 70 | 3.40 | 19.40 |
2021年 | 52.5 | 3.16 | 18.70 |
2020年 | 42.5 | 3.69 | 42.65 |
2019年 | 40 | 5.32 | 35.38 |
2018年 | 40 | 4.66 | 33.57 |
2017年 | 35 | 3.84 | 29.45 |
③管理人の保有状況
管理人が保有したのは新しく、2022年11月に株価が下がった時点で、1,690円で500株購入しました(分割後は845円で1,000株所有)。現在は、株価も3,800円前後と高騰しており、購入時期としては適切だったと思っています。
④業績
総合商社につきものは「減配」です。他の総合商社に比べると、資源価格やエネルギー価格に業績が左右されやすいのですが、2017年に減配して以降、減配はありません。
総合商社は、バフェット効果もあり堅調です。三井物産は株式分割や増配を発表するなど、株主還元を強化している事が安心感につながっており、中長期での業績見通しは明るいと思います。