あなたの「Made in Japan」は日本製?

高市総理の言動や服装などが注目されていますが、SNSなどで話題になったのが、日本製の「早苗バッグ」だと思います。
高市総理は「日本製」にこだわっているのでしょうか?

先日の予算委員会でも、「輸入した太陽光発電パネルを並べるのではなく、日本で発明されたペロブスカイト太陽電池を普及していく」と発言するなど、高市総理は、バッグのみならず、色々と「国産」を意識していると思われます。

日本人なら、やはりMade in Japanが良いですね。

Made in Japanと言っても、「良質」とは言い切れないのです。
国内で販売されていしている衣類は、Made in Japanのタグがあっても、日本製の生地で作られた物ではないのです。
日本製の生地が使われた「純国産」の服は、1%程度だと言われています。
アパレル業界の国際的なルールは、「Made in Japan」という表示は「最終縫製地」だけを指すので、中国産の生地を中国で縫製したシャツでも、「ブランドタグ」だけを日本で縫製した場合は、「MADE in JAPAN」と表記できるのです。

また、かつて日本の半導体メーカーは、品質が世界一と称賛されましたが、今では、外国のメーカーに惨敗しています。
パソコンなどの製品も、国外で製造された主要な部品を「輸入」し、組立てや検査を日本国内で行って出荷するのですが、「商品価値が付与された地」が「生産地」と見なせる事から、「日本国内の工場」で「最終組み立て」を行う製品に「Made in Japan」と表記しているのです。

そうなのですね。知りませんでした。

しかし、普段使うハンカチでも、海外のブランド品や、廉価なアジア製よりも、「日本製」にこだわった専門店もありますので、一度手に取って違いを実感してもらいたいと思います。

国内には、他にも「日本製」にこだわった商品は多種多様にありますね。

そうですね。今治のタオル、奈良の靴下、岡山のデニムなど、地域ごとに独自の特色を活かした良質な製品は多くあると思います。
日本は、高品質な製品と優れた技術力で世界に知られ、特に製造業は、GDPの約2割を占める主要産業ですが、近年は「技術継承の課題」や「人材不足」などに直面し、厳しい状況です。

管理人は、若い頃に買い揃えたブランド物の大半は、息子に引き継ぎ、普段身につける物は、下着から帽子や時計、バッグまで、日本製の物を購入するようにしています。
ゆとりがある個人投資家の皆さんは、是非とも、日本製の「Made in Japan」にこだわってみてはいかがでしょうか。

