人生の「勝ち負け」は退職後に決まる

配当金生活
スポンサーリンク

職場の地位や階級は関係ない

 警察官は、定年退職後に再任用や一般企業に再就職する人が多いと思いますが、ドラゴンさんの同期生で、まだ働いている人はいますか?

 管理人は、仲の良かった同期生が年に2回集まり、同じ居酒屋で懇親会を開催しています。
 メンバーは、部長(警視正)で退職した者もいれば、警部補で退職した者もいます。さすがに、70歳が近くなると、完全リタイヤして年金生活の者と、一般企業などで働いている者は半々です。

 警察での再任用や一般企業への再就職は、警察が世話をしてくれると聞いています。やはり現職の階級によって就職先が違うのでしょうね。

 管理人が所属していた所は、警察官の再任用は、係長級(警部補)又は主任級(巡査部長)でしたので、管理人が知る限り、警部以上の退職者は、全員一般企業か外郭団体に再就職していました。
 再任用も再就職も任期は5年で、再就職は企業によって年収や仕事内容が違う事から、警察が階級ごとに斡旋していました。
 ただし、警察が斡旋してくれるのは、原則として退職時の1回だけであり、再々就職は自分で探す事になるのです。

 いくら人手不足と言っても、65歳以上となって、自分で職を探すのは大変でしょうね。

 管理人は経験がないので、そうだと思いますが、先輩からの紹介や入れ替わりで、再々就職先が決まる人が多いみたいです。
 ただ、管理人が思うのは、警察本部の部長や署長で退職した者が、スーパーのカートを集めたり、警備員として工事現場で旗を振るのは、いかがなものかと言う事です。
 仕事に優劣はありませんし、それぞれ家庭の事情がある事も理解できますが、いくら「退職すればタダの人」と言っても、現職時には威厳があった人を、かつての部下や後輩から見れば、寂しい気持ちになるのです。

「武士は食わねど高楊枝」ですね。しかし、人生100年時代ですから、老後の生活を考えると、「働けるうちは働く」と言う事でしょうね。

 人生に「勝ち負け」と言う尺度を当てはめる事は、適切でないかもしれませんし、「勝ち負け」の基準も人それぞれだと思います。
 ただ、人間というのは、勝ち負けにこだわる生き物です。自分や他人の人生を、収入や社会的地位から「勝ち組」「負け組」に分けて考えるような価値観も、根強く存在するのも事実です。
 しかし、現役で働いていた頃、会社では注目されない生活を送った人でも、定年後に輝けば、過去の人生は塗り替えられ、明るく楽しい老後が待っています。
 そういう意味では、「人生は退職後が大事」と言えると思いますが、そのために必要なのは、「ゆとりがある老後資金」だと思います。
 このブログを読んでいる個人投資家の皆さんは、大丈夫だと思いますが、ひょっとすると、「個人投資家人生の勝ち組」といえるのかもしれません。
 どうか早めに老後資金を貯め、潤いのある老後生活を家族と楽しんでもらいたいと思っています。