フィンテック利用してますか?

投資
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若い投資家の利用が増えています

最近、「フィンテック」という言葉が多く使われていますが、どう言う意味なんですか?

フィンテック(Fintech)と言うのは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな動きを指します。身近な例では、スマートフォンなどを使った送金もその一つです。投資関係で言うと、個人資産管理(PFM)やロボアドバイザー、暗号資産などが該当します。

分かったようで、よく分からないけど、個人資産管理ってどう言うものを言うんですか?私は、メモ程度の家計簿しかつけてないですけど。

実は、そのメモ程度の家計簿を、スマホアプリでデータ化すれば、立派なPFM(Personal Financial Management)と言えます。つまり、家計簿アプリと思えば良いんだ。パソコンで作成する家計簿は、ずいぶん前からあったけど、現在の家計簿アプリは、「今後のためにいくら貯める必要があるか」とか「現在何をすれば良いのか」といった資産形成の具体的な方法まで提示できるものまであります。そういう意味では、フィンテックの中で身近に普及しているのが、個人資産管理と言えます。

なるほど、腹落ちしました。では、ロボアドバイザーとはどう言うものですか?

ロボアドバイザーとは、個人の資産運用のアドバイスや運用を、AIなどコンピュータを駆使して行うフィナンシャルアドバイザーのことです。年齢や収入・投資に対する質問をもとに、投資商品の構成や運用方針の提案を受けたり、自動運用を行えたりするサービスです。ロボアドバイザーは大きく分けて2種類あり、自動運用型のタイプと、金融商品の提案だけに留まるものがあります。

ドラゴンさんは、個人資産管理やロボアドバイザーをやっているんですか?

個人資産管理は使ってますが、ロボアドバイザーはやっていません。日本証券業協会の個人投資家を対象とした調査では、個人資産管理について、全体として「既に利用している」が 2.1%、「利用してみたい」は 14.8%ですが、20 代~30 代では「既に利用している」が 4.2%、「利用してみたい」が21.6%となり、全体値より利用意向は高いです。同じく、ロボアドバイザーについては、全体として「既に利用している」のは 4.9%。「利用してみたい」が 20.3%ですが、20 代~30 代では「既に利用している」が 7.0%、「利用してみたい」が 27.3%で、これも全体値より利用意向は高いです。

思ったより、個人投資家の人はフィンテックの利用は少ない印象ですね。

そうだね。但し、個人資産管理については、既に利用している層の株式保有金額が最も高く、平均保有株式額は1,181万円となっています。今後はシニア投資家も、利用する人が増加すると思います。