金持ち喧嘩せず

配当金生活
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金持ちはなぜ喧嘩しないのか

 よく「金持ち喧嘩せず」と言われますますが、ドラゴンさんはどう思いますか?

 管理人はこれまでの経験から、「金持ち」の本質を言っていると思います。ただ、金持ちにも2種類あり、生まれた時から資産家の家に育った金持ちと、自分の力で資産を築いた金持ちです。

 生まれた時から金持ちと、資産を築いて金持ちになった人では、違いはあるのでしょうか。

 あると思います。ざっくり言うと、生まれた時からの金持ちは、性格的に「もともと喧嘩をしないタイプ」が多く、資産を築いた金持ちは、資産を築く過程において、「喧嘩は損である」と言う事を身につけた人が多いのだと思います。
 実は先日、沖縄のリゾートホテルに家族と行きました。秋の連休だったせいか、宿泊料も決して安くはなく、欧米や日本の「いかにも金持ち」と言う雰囲気の人達が多かったのですが、エレベーターホールや朝食会場、プライベートビーチで見られたのは、「笑顔で譲り合う」マナーの良さでした。
 以前、全国チェーンのホテルに宿泊した時、アジア系の旅行者を含み、マナーの悪い宿泊客が多く、がっかりした経験がありましたが、「ゆとりがある人は違う」と実感しました。

 管理人方も、結婚当初は子供の事や普段の買い物、お互いの趣味に至るまでよく喧嘩をしていました。ところが、現在は生活にゆとりができ、少なくとも「お金」に関する喧嘩は全くなくなりました。
 お金の心配が無くなると、心に余裕が出来るのは間違いなく、決して無駄遣いをする訳ではありませんが、お互いが気に入った事にお金を使えるようになりました。

 確かにお金の足りない状況では、趣味に対する支出や休日の買い物も難しく、生活も切り詰めないといけないため焦りや不安感が増しますね。
 婚姻率の低さや少子化が問題になっていますが、その要因に「お金」が大きく関係しているのでしょうね。

 管理人の地元の同級生は、個人営業の商店主や会社経営などで財を築いた人が多いのですが、公務員やサラリーマンにはない物腰の柔らかさと、無駄な言動を避けようとする特徴があります。
 商売の席において、意見の不一致や感情で喧嘩をするのは、利益のためには無駄と考えているのだと思います。
 ですから金持ちだから喧嘩をしないと言うよりも、商売において、喧嘩を避ける事が出来る人が、金持ちになれるのかもしれません。

 個人投資家の方は、喧嘩はしないのでしょうね。

 実は「金持ち喧嘩せず」の語源は、麻雀から来ているとも言われています。麻雀の中でお金持ちというのは、1位の人の事ですが、現在1位の人が、一か八かの大きな賭けに出た場合、1位から転落してしまう可能性があります。 そのため、最後まで1位で居続けるためには、リスクがある強い手を作る賭けは避け、早めに降りて場を進めて、確実に勝ち続ける事を示すのが、「金持ち喧嘩せず」と言えるのです。

 個人投資家で成功した人も同様で、株を売る時も買う時も、深追いはしません。
 二流の投資家は、何とか最高値で売ろうとか、最安値で買おうとか、無駄な時間を費やして取引をしますが、一流の投資家は、売りも買いも7~8割あたりで取引出来ればOKと考えます。
 まして、レバレッジをかけるなど、無理はしません。一流の個人投資家は、沈没する恐れがある船には乗りませんし、ましてや無駄な喧嘩はしないのです。