株主優待目的の典型でしょう
①日本マクドナルドの事業
管理人の孫も大好きであり、今更、会社自体の説明は不要であると思われますが、国内最大のハンバーガーチェーンです。「ビッグマック」などの定番商品のほか、戦略的な商品を適宜投入し、期間限定商品や新商品の開発・販売にも積極的です。2002年に持株会社化し、現商号に変更しました。
日本では1971年に銀座に1号店をオープンして以降、アメリカ生まれで日本育ちのハンバーガーレストランチェーンとして成長してきました。直営方式による店舗運営とともにフランチャイズ方式による店舗展開を行い、現在は全国に約2,900店舗を運営し、年間延べ13億人が利用している、日本の外食産業のリーディングカンパニーです。
②配当金の推移
各年度通期 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 42 | 0.69 | 22.19 |
2022年 | 39 | 0.78 | 26.01 |
2021年 | 39 | 0.77 | 21.66 |
2020年 | 36 | 0.72 | 23.71 |
2019年 | 33 | 0.63 | 25.99 |
2018年 | 30 | 0.64 | 18.18 |
2017年 | 30 | 0.61 | 16.60 |
③株主優待制度
おそらく、個人投資家で日本マクドナルドの保有者は、株主優待が目的と思われます。2023年12月までの保有者は、毎年6月30日、12月31日現在で100株以上保有していれば、株主優待が受けられましたが、「継続保有期間」が新設されましたので、注意が必要です。
権利確定日 | 株主優待送付条件 |
2023年12月末 | 2023年12月末の株主名簿に100株以上保有 |
2024年6月末 | 2023年12月末と2024年6月末に連続して100株以上保有(連続2回) |
2024年12月末 | 2023年12月末から2024年12月末に連続して100株以上保有(連続3回) |
2025年6月以降 | 権利確定時を含む直近3回連続して100株以上保有 |
優待食事券は、100株以上は1冊(6食分)×2回、300株以上は3冊(18食分)×2回、500株以上は5冊(30食分)×2回となっています。
④管理人の保有状況
管理人も、家族に頼まれて株主優待目的で購入しました。2011年10月に2,050円で300株購入しました。現在は6,000円~7,000円で推移しており、配当金目的の管理人としては、利回りが低く、子供達も独立した事から200株売却し、100株だけ優待目的で保有しています。
株初心者の後輩(特に女性)から、「マクドナルド株はどうですか?」とよく聞かれます。管理人の返答は、「千円ちょっとのマックセットを、12回分貰うために60万円出しますか?」です。
確かに気持ちは分かりますし、管理人も10数年前には買いました。今でも、孫が増えて家族から、「なぜ売却した!」と責められ、再度購入するように要求もされます。
株価は下落傾向にあるようですが、来年に向けて上昇すると思われます。それでも現在の株価と利回りでは、再度購入するつもりはありませんし、後輩にもお勧めしていません。