事業と配当金の推移
①みずほフィナンシャルグループの事業
国内3大メガバンクの一角としておなじみで、更に個人投資家には高配当銘柄として人気のみずほフィナンシャルグループ。
新一万円札で話題となっている「渋沢栄一」が、1873年に日本で最初の銀行となる第一国立銀行を創設しました。「国立」と名が付いていますが、実は民間の銀行です。 第一国立銀行はのちに「第一勧業銀行」となり、1999年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が経営統合してグループ発足しました。 ですから、みずほ銀行は、渋沢栄一が創設した「第一国立銀行」が源流の一つとなっています。
みずほのグループ傘下には「みずほ銀行」の他、「みずほ信託銀行」「みずほ証券」などを抱え、さらには、グループ内にクレジットカード会社、投信運用会社、総合研究所などを持つ金融複合企業です。
②配当金の推移
2024年度の配当予想は、115円の予想としており、4期連続の増配となる見込みです。
各年度通期 | 配当金(円) | 利回り(%) | 配当性向(%) |
2023年 | 105 | 3.45 | 39.20 |
2022年 | 85 | 4.53 | 38.78 |
2021年 | 80 | 5.11 | 38.23 |
2020年 | 75 | 4.69 | 40.38 |
2019年 | 75 | 6.07 | 42.40 |
2018年 | 75 | 4.38 | 196.98 |
2017年 | 75 | 3.92 | 33.00 |
③管理人の保有状況
管理人は若い頃、みずほ銀行に口座は持っていませんでしたが、妻がみずほで働いていた関係で、付き合いで口座を開設していました。ただ、株は利回りが良くて人気があり、2020年春の波乱相場後も減配しなかった事から、2022年5月に1,496円で1,000株購入しました。
現在は、3,400円前後で推移しており、購入時期としては良かったと思っています。
④業績
3大メガバンクは業績が絶好調で、みずほも連結業務純益は1兆円へ到達し、過去最高益を達成しました。
好業績の要因は、「金利ある世界」の復活と、預貸金ビジネスが復活しつつある事、長期金利の上昇に伴い、運用利回りが向上する事だと言われています。
日銀による利上げも想定される中、金利上昇の追い風は、メガバンクの業績に一層の恩恵をもたらすと思われます。