男はパシリに使われる
①同窓会パーティー
管理人は、年に1回開催される中学校の同級生と、「同窓会と言う名のパーティー」に参加しています。会場は、ホテルや料亭が多いのですが、今年は、同級生が経営している店舗で開催しました。店舗と言っても、1階フロアは3階まで吹き抜けになっており、100人位でのパーティーが出来るスペースと、お洒落な椅子やテーブルが置いてあり、地方のホテル会場よりは立派です。
面白い事に、パーティー形式となると参加者が特定されてきます。会社経営者やその夫人が多く、管理人のようにサラリーマンを退職した同級生は少数です。理由は、社長夫人達のセレブな言動に付いていけないからです。
②社長夫人
社長夫人と言っても、上場企業の会社ではありません。親族経営の会社や店舗経営者が多いです。しかし、彼女たちを見ていると、会社や店舗の経営が上手くいき、繁盛しているのは、彼女たちのパワーや努力があっての事だと感じます。
パーティーでは、自分の会社の経営や苦労話は一切出しませんが、他の会社の経営状況や倒産状況等の情報は、詳細を把握しているみたいで、流石だなと思う事があります。
中学生の頃、大人しそうに見えた女の子が、今では大変身してたくましくなっているのは良い事ですが、少なくとも今の社長夫人達は、間違いなく「ワガママ」です。
③「パーティー」と言う名の奉仕会
管理人の同窓会の主役はご夫人です。男性は、管理人も含め「パシリ」です。管理人は、主に「酒関係」の任務を任される事が多く、「本日のBARメニュー」を作成して各テーブルに置き、冷酒をはじめ、ウイスキー、ワイン、ジン、ラム、ウォッカ等の酒と、シェーカー、カクテルグラス等をバーテーブルに並べ、田舎のBAR以上の美味しいカクテルを提供します。
もちろん、酒や道具一色は管理人が持ち込み、氷は、製氷機を持っている青果問屋を経営する同級生が持ち込みます。
パーティー開始30分前、管理人も含め、男性陣が忙しく準備している中、ご夫人方は、既にフライングで飲酒し、料亭に注文しているオードブルや寿司が届くのを待っている状態です。
パーティーが始まると、ご夫人方のドリンクの注文は男性陣が受け、管理人やアシスタント役がカクテル等を作ります。
また冬の「同窓会」は、ふぐ料理をします。水産会社の社長や和食料理人もいる事から、ふぐ刺しやふぐちり、シメはふぐ雑炊を楽しみます。そして2次会は、決まって同級生が経営しているスナックです。ここでもご夫人方は、カラオケで日頃のストレスを発散し、男性は「聞き専」で、愛想笑いをして、小さく手を叩いています。
④同窓生の絆
同級生とは、50年以上の付き合いがあり、近くに住んでいる事もあり、絆は強いです。管理人の地元は商業の町なので、同級生は商売人が多く、建設業を経営している同窓生には、ちょっとしたリフォームをお願いしたり、飲食業を経営している人には料理を頼む事もあります。貸衣裳店を経営している人には、子供の結婚式や孫の衣装をお願いする事もありますし、定期的に数人のグループで旅行に行って、都度LINEに上げて情報を共有したりもしています。
しかし残念なのは、中途半端にサラリーマンを退職し、行方知らずで、音沙汰の無い人達です。FIREしたとも思えず、初めの頃は、同窓会で話題にもなっていましたが、現在は忘れ去られた存在となっています。
管理人の「個人投資家として悠遊自適の生活」は、社長夫人達に好評のようで、夫人達が毎週開催しているホームパーティーに誘われる事もありますし、パーティー開催時にバーテンダー役を依頼される事もあります。
お金持ちはお金にシビアで、無駄な事にお金を使いませんが、みんなで楽しむ事には躊躇なく使って楽しみます。管理人もそういう生活は嫌いで無い事から、酒や労力は提供しますし、「パシリ」も楽しんでいます。
ですから、今後も配当金生活者として少しだけ株で儲け、家族や同級生、警察の同期生達と、楽しく老後を過ごしたいと思っています。