個人投資家の影響力は小さいけれど・・・
ドラゴンさんは、株主総会へ参加したことはありますか？
残念ながら、一度も直接の参加はありません。ほとんどの企業は、株主総会を年度末の平日に開催する事が多く、特に地方に居住して平日仕事をしている株主は、なかなか出席できないのが現状だと思います。しかし管理人は、議決権行使書による投票は行っています。
でも、個人投資家の影響力って、ほとんどないんじゃないですか？
これこれ、個人投資家をバカにしてはいけないよ。確かに機関投資家のように多数の議決権を有してる人は少ないけれど、議決権の行使は株主の権利です。単に配当金を受け取るだけなら、投資家としては少しさみしい気がします。多数票を持つ機関投資家は、企業にとっては組織票と言えるかもしれないけど、個人投資家の議決権行使率も年々上昇しており、企業も個人投資家を無視できなくなりつつあります。
何か選挙みたいですね。個人投資家の議決権行使は、どのくらいの割合ですか？
まず、上場企業における個人投資家の議決権の割合は、全体の２割、機関投資家が８割と言われている。その上で、個人株主の議決権行使率は、2022年で約４割となっており、年々上昇傾向にある。しかし、機関投資家等の議決権行使率は７割程度あると言われているので、確かに個人投資家の影響力はまだまだ小さい。個人投資家は、投資家としての権利を行使して、少しでも企業に対する影響力を上げてもらいたいと思います。
